有馬記念近10年で3着以内に来ている血統パターン

父キングカメハメハ：4+1頭（内3頭が母父サンデーサイレンスで、すべて牡馬）
→キングカメハメハ産駒で母父サンデーサイレンスではないのはルーラーシップのみ。
　エアグルーヴは偉大！…か？
　父King'sBestのエイシンフラッシュも同系統だがサンデーサイレンスは持たない。母方はドイツ牝系。
　…因みに近い年代から馬券になった馬の鞍上を並べてみると、ビュイック・ウィリアムズ・ルメール・福永・ウィリアムズで高確率で外国人ジョッキー。

父スクリーンヒーロー：2頭（2例ともゴールドアクター）
→数少なくなってきたロベルト系枠。
　スクリーンヒーロー自体がサンデーサイレンスの血を持っていて、他のRoberto系の仔でもそこは押さえたいポイントになりそう。

父ステイゴールド：7頭（内6頭が母父メジロマックイーンで、すべて牡馬）
→例外のオーシャンブルーは母父DashingBladeで血統的な共通項はない。
　因みにオーシャンブルーは騎手が外国人。ただし、こちらは7頭の内5頭が日本人騎手。

父ハーツクライ：2頭（母父に共通点無し）
→敢えて共通点を探ればノーザンファーム生産の5歳牡馬。
　あとは、母父が米国系のStorm catやMr. Prospectorなどのスピード型。

父ディープインパクト：2+3頭（共に母父がDanzig系）
→ここは明確にDanzig系が良いのが解る。
　尚、昨年2着のクイーンズリングは父マンハッタンカフェだが母父Danzig系。
　他のサンデー系種牡馬にも応用できるパターンかもしれない。
　同血統の父ブラックタイドは3例ともキタサンブラック。
　こちらは母父サクラバクシンオーよりは、母母系のLyphardが有効なのかも。
　…というのは先述のステイゴールド産駒オーシャンブルーも母系にLyphardを持っているから。

☆その他のサンデー系
父ネオユニヴァース：2頭（血統的共通項は無し）
→2頭とも3，4歳の牡馬で、鞍上はM.デムーロ。
　一応、母父は米系でスピードの補強が必要そう。

父スペシャルウィーク：2頭（2例ともブエナビスタ）
→1頭しかいない＆同種牡馬の産駒は今後あまり出なそうなので、あまりおさえるべき点は無いのだが、Nijinskyの強力なクロスがポイントの血統。

父サンデーサイレンス、アグネスタキオン：3頭（母父ノーザンテースト）
→こちらはスペシャルウィーク以上に産駒が出走する事は無いので割愛。

例外→ドリームウェル産駒のアドマイヤモナーク


【まとめ】
１．父キングカメハメハは母父サンデーサイレンスで外国人騎手が良い
２．父ロベルト系はサンデーサイレンス持ちの血統馬を
３．父ステゴ×マックは相性最強のレース
４．父ハーツクライは5歳かつノーザンファーム生産＋母父米国系
５．父ディープインパクト、マンハッタンカフェは母父Danzig系
６．父ネオユニヴァースは鞍上M.デムーロで母父米国系のアシスト必須
７．上記に当て嵌まらないサンデーサイレンス系は、母系にLyphard持ち


そのまま当て嵌めるとクリアするのはサウンズオブアース、サクラアンプルール、サトノダイヤモンド、シュヴァルグラン、スマートレイアー、プラチナムバレット、ミッキースワロー。

年齢や近走成績を考えるとサトノダイヤモンド、シュヴァルグラン、ミッキースワローくらいになってしまう。


拡大解釈で言えばキングカメハメハ系×サンデーサイレンス系のキセキは外国人騎手ではないが、クリアと言えなくもないか？
レイデオロもキングカメハメハ×非サンデー系ながら名牝系…のルーラーシップに近いものはある。とは言え、多少強引な感は否めないかな(^-^;

難しいのがハービンジャー産駒のモズカッチャン、ブラストワンピース。
こちらはサンデーサイレンス系を持たないモズカッチャンはアウトとして、逆にサンデー系を持っているブラストワンピースはサンデーサイレンス×キングカメハメハ＋Danzigで順番が違うだけで血統的にも相性は良さそうに見える。

意外にも高相性血統同士のステイゴールド産駒×ロベルト系のようなパターンは上手く行っていないので、オジュウチョウサンやパフォーマプロミスなどは今回は買えないパターンだろう。


血統面も込みでの評価順
◎キセキ
○ブラストワンピース
▲レイデオロ
△サトノダイヤモンド
△シュヴァルグラン
☆ミッキースワロー

基本線は3，4歳馬でヒモにリピーター…それが有馬だと思うんだ(;^ω^)