徒然なるままに

マイルチャンピオンシップ当日、イスラボニータと元PO馬サトノアラジンの応援馬券を買いに、府中へ行った。

私は、どうしても馬券は競馬場で買いたい人で、中でも、がんばれ馬券が大のお気に入りだ。
あの名刺サイズの小さな紙に、「がんばれ」の文字と好きな馬の名前が並んでいるのを眺めると、この上ない満足感を得られる。
ましてやそれが的中すれば、一週間は余裕で幸せになれる。

そして、パドックでお馬さん達の個性豊かな表情を満喫し、厩舎の方々とお馬さん達とのやりとりに温かい気持ちになり、レースでみんなの無事を祈りながら声援をおくり、引き上げてゆくお馬さん達の姿に感謝する。
競馬場は、完全に私の活力の源となっている。

だから、2時間かかろうが、いそいそと競馬場に通ってしまう。収支など完全度外視だ。これで一応家庭の主婦でもあるのだから、困ったものだ。


さてさて、マイルチャンピオンシップ。
なんとも皮肉な事に、大好きな２頭で３、４着を争う結果になってしまった。
なかなか確定が出ない掲示板に向かって「同着にしようよ」などと、周りのファンがイラッとするような事を口にしていた。
イスラボニータを応援するために来ていた娘は、そんな私に明らかにイラッとしてた(笑)……あ、笑ってしまいました。ごめんなさい。


イスラボニータには、来年再びG１を制して欲しい。それができるお馬さんだと信じてる。
サトノアラジンにも、G１馬になって欲しい。お姉さんのラキシスのように、いつか必ずと願っている。

ここで、ハタと気付く。
G１を制して欲しいと願っている応援馬さんは、他にもいっぱいいるのだ。
ステファノス、ドゥラメンテ、ワンダーアキュート、ペルーサ、サングレアル、トーセンレーヴ、リヤンドファミユ、アッシュゴールド、ゴールドシップ……あげればキリがない。
しかも、G１に限った事じゃない。新馬、未勝利、条件、オープン特別、重賞……勝って欲しいお馬さんばかりだ。ああ、悩ましい。


そんな困ったちゃんの私の目に、パドックで誘導馬の練習に励むシュガーヒルの姿が飛び込んできた。
３冠牝馬アパパネの弟くんだ。
ネットで見た母になったお姉さんと、悲しい最期をむかえてしまった弟くんの姿を重ね、現役だろうと引退していようと、こうして元気な姿を目にする事こそが、なにより嬉しいのだと改めて実感した。



シュガーヒル。
めちゃめちゃ可愛いお馬さんでした。
どことなく、安田記念のパドックで見た女子力高いアパ子さんに似てました。(決してヴィクトリアマイルではなく→あの時は、ブエナちゃんをじっと見詰めて迫力満点のアパ子さんだった(^-^;)