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2013/04/24 08:14

徒然日記ーその130 馬が教えること

今日のひとこと…馬が教えること

「ゆっくり走るようになれるのも才能」  by  松井 今朝子(直木賞作家)

(…2012年4/15日付け日経新聞文化面より抜粋)
乗馬クラブに入会して氏が知るようになったことに、乗馬クラブに競走馬サラブレッドの子孫が多く、例えばシンボリルドルフの息子やハイセイコーの孫娘がいることがあって驚いた。
…すなわち子孫を残すことの許される限られたエリートの馬たちでさえ、競走馬として通用しないケースが多い(…がゆえに乗馬クラブにやってくる)ということでした。

さらにまた、サラブレッドはもともと速く走ることが目的の品種なので、訓練を受けても一般の乗用馬としてはなじめず、競馬界を引退した多くの馬が虚しく命を落としてしまうという現実でした。。

ゆえに乗馬クラブで競馬界の落ちこぼれのごとく緩慢な動きを見せている馬たちは、実は「ゆっくり走る」ようになれたという才能を持ったエリートなのだ!!。
…そのことをインストラクターにいい聞かされたことに、氏は強く心を打たれたという。。


ゆっくり走るようになれるのも才能とは、実に言い得て妙で、あらゆる物事に関しての暗喩ともなる。個人の生き方、組織の運営、さらには社会のあり方にもアナロジー(類似*類比*比論)が適用される。
命を繋ぐ方法は、何も競争で速く走って勝ち残るのみではないのだ。
そうした価値観の転換は人を生きやすくさせるかもしれない。
また地球の未来にとっても必要なことではないか、と思ったりする。
(…以上、コラム記事”価値観の転換”より抜粋)m(__)m


写真は、2003年北海道早来町ノーザンファーム牧場での1コマです。

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