2014皐月賞　追い切り前予想

中山の2000mは小回りで急坂があり、かなり騎手の腕が必要となるコース。
また３〜４コーナー外を回して追い込んで勝ったのは、ディープぐらい。
同コースや阪神の2000mで結果を出している馬や、
馬込みに入っても怯まず、内から抜け出せる器用さも必要。
今年はどの馬が栄冠を掴むのでしょうか。

◎　トゥザワールド

レースを重ねるたびに上手くなり、器用さもあるタイプ。
１週前調教でも一番良く見えましたし（贔屓目もありますが）、
何より走るフォームが素晴らしいです。
その脚質から取りこぼしもあると思いますが、
３着は外さないと見てます。３連系にはうってつけ。
兄の果たせなかった夢、弟が結実してほしいです。


○　バウンスシャッセ

今回唯一の牝馬。藤沢厩舎ですが、レース間隔は開いてないので大丈夫でしょう。
今年１月の寒竹賞の勝利タイムは１日前の金杯に、０．７秒遅かったですが、
当日行われた1000万下より０．６秒早かったです。
その内容も早目抜け出しから完勝といえるもの。
続くフラワーカップも直線前が塞がる不利がありながら、
道が開けるとあっという間に抜け出し、楽勝でした。
如何にも中山向きで、藤沢師が桜花賞では無く、皐月賞を選択したのは、
Ｇｏｏｄな選択だと思います。

馬を可愛がり過ぎてダメにしてしまう事もある師ですが、
馬の能力を見る目は超一流。
また今年の牝馬は牡馬よりも優秀な馬が多いとみてますので、
アッと言わせるかも。


▲　トーセンスターダム

２週続けて一杯に追い好時計。２ヶ月あいだは空きましたが、
先ずきっちり仕上がっているとみてます。
ただ京都でしかレース経験が無く、長距離輸送や坂のあるコースが初めて。
ディープ産駒は皐月賞で結果を残せてませんので、この位置が妥当かと。


注　イスラボニータ

桜花賞で惨敗してしまった蛯名。彼はかなりプライドが強い騎手で、
今回はしっかりリベンジしそうな予感。
ただ馬も左回りだと強いですが、１週前調教で（タイムは素晴らしかったですが）
何度も手前を替えていたように、基本右回りは下手だと思います。
レースも右回りは初めてですので、余り信頼は置けないです。


その他の馬

ワンアンドオンリー

１週前調教タイムは良いんですが、終いがかかり気味。
最終追い切り注目したいです。


ベルキャニオン

右回りだとどうしても置かれ気味になってしまい、
最後外から追い込んでも入着止まりという感じがします。


ロサギガンティア

前走後疲れが残っているのか、調教でも完全に遅れを取ってしまいました。
藤沢厩舎でもあり最終追い切り注目です。


アジアエクスプレス

跳びが大きくスピード感は感じないです。パワータイプの走りでもあり、
中山も野芝の成長著しいので、時計勝負になったら分が悪いかと。


アデイインザライフ

舌がハミを越し集中してない様子。上り勝負になった場合厳しいか。


アドマイヤデウス

調教は普通でしたが、馬体が薄く迫力は感じませんでした。