柏Ｇ集Ｈより早い(笑)皐月賞回顧録　その２

内心一番期待していたのはブライトエンブレムと田辺Ｊだった。結果は４着。前走完敗したサトノクラウンに先着したのだから良く頑張ったと言えるし、苦しい１枠でも無難に乗りこなしたと褒めてあげても良いのだが、期待を込めて不満の残る結果と言いたい。位置取り的にちょっと中途半端だなと思って道中は見ていた。もう少し思い切って下げるかキタサンと同じような位置で競馬するかでないとこの馬は勝ち切るのは難しいと思う。中山の仕掛け処を熟知しているジョッキーだけにもっと大胆に乗って欲しかった。ダービーは少し距離が長いような気がするのだが？どうだろうか。
一番の問題は一番「まとも」な競馬をしたリアルスティールだと思う。個人的には負けてもダービーでは１番人気になるような負け方をしなくてはいけなかったと思う。福永Ｊには厳しい言い方になってしまうが、前走の貴重な負けの「経験」を悪い方に生かしてしまったような気がする。まるでエピファネイアとロゴタイプの皐月賞の再現ＶＴＲのような結果である。
誰よりもスムーズにそして上手く乗ったが結果は伴わなかった。このままではダービーも一昨年の二の舞となり、肝心の大レースは外国人ジョッキーによってもたらされることにもなりかねない。それにこういうレースをしたいならサトノを選ぶべきだったとも思う。きっと将来性を買ってリアルを選んだのだろうから、そう言うスケールを生かしたレース振りを期待したいと思う。彼にもダービージョッキーになって欲しいと思う。それにはもっと積極的な「覚悟」を求めたい。

そして苦言めいたことを言って申し訳ないが、掲示板の書き込みなどを見ていると目先の勝ち負けにあまりに一喜一憂される意見が多すぎると思う。鮮烈なドゥラメンテの勝ち方を見て、既にダービーを三冠をいや世界をも取ったような表現をする人も見受けるが、それならばなぜ今回１番人気にならなかったのだろうと思うし、逆にサトノクラウンについては次は３番人気も怪しい。負ければ馬のせいやすぐに騎手のせいにしたがるが、自分の見る目を疑うことも忘れてはいけないと思う。そして、もっと長い目で自分の見る目を信じて応援すべきだと思う。確かにドゥラメンテはダービーの有力候補だとは思うが最有力候補だとはまだ思っていない。ロゴタイプの時だってそうだったじゃないかと思う。自分の思い通りの結果にならなっかたからってすぐに他人のせいじゃ勝った時も面白くないではないか？勝ったり負けたりするのが競馬であり、しかも現実は殆ど負けるのだ。その多くの負けも自分の責任と思った方が勝った時に何倍も喜べると思う。負けも自分の責任。勝ちは自分の手柄が長く上手に競馬と付き合うコツだと思う。勝手なことを述べたが興味のある一部の人間しか目にしない自分の日記なのでご勘弁いただきたい。
あ〜ぁ。ブライトエンブレムが3着だったら車が買えたのになぁと思いつつ(笑)やはり武豊のいないクラシックは寂しいと思う。いつでも伏兵ではなく勝負できる馬で挑んで欲しいと願う。