ダービーウイーク１

今年で第82回を迎える日本ダービー。どの馬が一番強いのか？よりもどの馬が勝てば一番感動的なのか？そう言う目線で捉えられるのはダービーと有馬記念くらいのものじゃないかと思う。
個人的には古い話で恐縮だが、いまだにミホノブルボンが勝ったダービーが一番感動的で忘れられない。当時無敗で皐月賞を制しながらも距離不安が囁かれ評論家からは厳しい声ばかり上がっており、印もまちまちだった。それだけに逃げて直線で力強く５馬身離しての勝利は「どうだみたか」の思いで涙が溢れた。マイナー血統マイナー騎手での勝利はその強さと共に感動的であった。
さて、今年のメンバーではどの馬が勝てば最も感動的なのか？
一昨年は「キズナ」と言う馬名で武豊の復活劇に感動し、昨年は橋口先生の悲願達成の感動劇があった。また、他のＧ１に比べてベテラン騎手の活躍が目立つレースでもある。それと勝つだけでも難しいこのレースで調教師で２勝となると過去20年では一人しかいない。騎手は意外と３人いるので調教師のが複数勝つのはずっとハードルが高い。そろそろダービーを勝っておきたい騎手は福永、蛯名騎手あたりだろうか？二人とも悔しい２着はある。
それよりもベテランで勝ってないのは柴田善、小牧太の二人。調教師では松田博がラストランであり、実質的師弟関係にある川田騎手が騎乗する。そして、国際的にも名手と呼ばれるルメールは日本ダービー初騎乗となる。個人的にはそろそろ福永か？と言いたいところなのだが、去年の安田記念を思い出すと意外なベテラン騎手に期待してしまう。