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2015/06/11 02:41
上半期一番好きな重賞
どう言うわけか?競馬を始めた頃から東京芝1800mと言うコースでのレースに惹かれるものがあった。
古くは東京千八展開要らずなどとの格言もあり、展開を問わずその馬の持つ能力自体が出やすい「本当の強さ」を問われる舞台と言える。
そんな最高の舞台ではあるが、残念ながらG1レースはない。本来ならマイラーも中長距離馬も戦えるこの舞台での最強馬決定戦があればなともう何十年も思っている(笑)
そんな東京千八で最もG1レベルに近いメンバーが集まるのが毎日王冠G2だと言える。最近では極端にJCの賞金が上げられたり、秋に海外遠征を行う馬も多くなり、実質秋の天皇賞がJCのステップレースのようになってしまい、中にはぶっつけで秋天に参戦する馬もいるなど以前ほどいよいよ秋競馬の本番を迎えるぞと言う高揚感はなくなってしまっているのかも知れないがそれでも好きな重賞の一つである。
もう一つは共同通信杯G2だ。ここで強いパフォーマンスを見せれた馬はダービーで活躍することも多い。春のクラシックの訪れを一番最初に感じさせてくれるレースだと言える。
他に東京千八の重賞と言うと牝馬を除くと今週行われるエプソムカップG3だけなのだが、このレースが上半期では一番好きな重賞である。昔は必ずと言っていいほど、直接競馬場まで脚を運んだレースで、春の東京開催の締めくくりであるこの重賞はダービーやオークス、安田記念がと言う激しい宴が終わった祭りの後のような重賞で、G1レースウイークに比べれば人もまばらで、すっかり青くなった芝生に腰を下ろし、のんびりと春競馬の最後を慈しむには最高のレースである。
また、ここをステップに夏競馬に主戦場を映していく馬たちと、ここを勝てば賞金を加算して夏休みをもらえそうな馬たちとの争いで、予想は中々難しく楽しめるレースだともいえる。
今年はエイシンヒカリと武豊の参戦で俄然盛り上がりそうであるが、逃げるエイシンヒカリ、追い込むサトノアラジン、東京千八の申し子ディサイファとメンバーも揃ってかなり面白そうである。
また、しばらくこれから始まる夏が終わるまで競馬が帰ってこない。そんな物寂しさもこの重賞が好きな理由の一つだと言える。
個人的にはディサイファの連覇を期待したいが、もしエイシンヒカリが勝つならば目が覚めるような勝ち方を見せて欲しいものだ。春のもやもやを吹き飛ばすような。