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2015/07/01 03:36

悪いのは、馬か騎手か調教師かJRAか?我々か。その1

人騒がせなお馬様。ゴールドシップがまたやらかしてしまい、少なくとも我々競馬に携わる?人々の間では様々な論争が沸き起こっている。ま、本来は終わってしまったことをあーだこーだ言っても仕方がないし、そもそもこれが競馬と言ってしまえばそれまでなのだが、今回は敢えてそれらは封印して、まじめに?この問題に取り組んでみたいと思う。
まず、大胆なことを言ってしまえばそもそもゴールドシップに競走馬としての資格があるのか?と言う事になる。競走馬の資格とは決して能力のことではない。人の言う事を聞き、人を乗せてきちんとゲートに入りスタートをして、ゴールまで走りきれることである。例えば野生の馬では乗るどころか鞍すらつけさせないと聞く。であるから、競走馬になる為に幼い頃より少しずつ馴らして訓練を重ねてくるのである。そして、ゲート試験に合格して始めてデビューに至るわけである。
ゴールドシップに高い競争能力が備わっているのはそのG1の数を確認しなくても殆どの人が感じていると思う。
しかし、私の名言に(笑)「人と違う事が出来ることを評価されるためには、誰にでも出来ることが出来なくてはならない」と言う言葉がある。これは、仕事のスキルが高くても、遅刻しないことや、挨拶と言った誰でも出来ることが出来なければいくら応用的なスキルが高くても私は評価しませんよ!と言う事である。当たり前のことができなければ、いくら優秀でも周りからは認めては貰えず、それならば評価するわけにはいかないと言うスタンスだ。
これを今回、或はこれまでのゴールドシップに当て嵌めれば、今後彼がいくつG1を重ねようとも歴史的には決して名馬とは語られないであろうと言う事だ。オルフェーヴルも癖馬だったが、その癖は悪くてもレース中かレース後であり、人を驚かせることはあっても、ガッカリさせることはあまりなかった。しかし、ゴールドシップのそれは人々の落胆に直結するような事が多い。これではいくら強くてもその苦々しい印象が残り、過去の名馬としてではなくと、過去の個性的なヒーローとして扱われるのがせいぜいだと思う。それも競馬の歴史に添えられた華としては悪くないがG1を6個も取っていてほぼ殿堂入りが確実な馬としてはその品性が問われるかも知れない。
では、ゴールドシップがこう言う馬であり、こう言う事件を引き起こすのは誰の責任なのか?勿論生まれつきの性格もあるかも知れない。とすれば、それを調教するのは育成牧場の仕事である。しかし、ゴールドシップは無事にデビューをし、勝ち星も重ねていっている。ならば、問題は厩舎に入厩後に起きたとも考えられる。それならば調教師の責任と言う事になるだろう。
しかし、最初は普通に走っていたのだからこの悪癖は成長する過程で備わっていったのかも知れない。とするならば、何かレースの中で嫌な思いをし、レースに対してトラウマが出来てしまったのかも知れない。とするならば、それは騎手の責任なのかも知れない。
つづく

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