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2015/07/01 03:37
悪いのは、馬か騎手か調教師かJRAか?我々か。その2
ただ、そう言った馬の馬券を買うかどうかは?我々の判断なのも間違いない。少なくとも、買った馬券がはずれたのは自己責任だろう。だって、もし、今回ゴールドシップが普通に走って宝塚記念3連覇を達成してたならば、今回当たっていた人の馬券はハズレになるわけで、ギャンブルとはそう言うものである。実はこの日の東京3レースは自分の勝負レースで一番自信のあったレースであった。しかし、軸にする対抗馬で少し悩んでいた。始めは北村騎手の騎乗する馬を軸に考えていたが、以前単勝1倍台の馬でスタート直後に落馬されたのを思い出して、戸崎騎手の乗る馬を軸にしたら、今度はまさかのそっちがスタート直後に落馬・・・(笑)予想はその馬を除いて1着から5着まで全て当たっていたけど、2頭軸の1頭がいないのだから大はずれである。馬券ってそう言うもんである。だから、今回に限らずはずしたことを誰かのせいにしても仕方がないことだとは思う。それでも腹が立つことはあるけどさ(笑)
最後にJRAだが、スターターのタイミングに対して一部で批判が起こっている。発端は柏木氏のコラムかも知れないが、一部では勝手に転用して、氏が予想がはずれたから腹いせで書いてるなんてコメントしてる連中もいるがとんでもない話しだ。競馬の予想家が自分の予想がはずれたからと言って一々腹いせをしてるようではとてもじゃないが、予想家を商売になんて出来るわけがない。自分が氏のコラムを読んだ時に「そう言う捉え方もあるのか」と気が付いたように、氏も「下手くそ!」の一言を聞いて感じたことではないかと思うのだ。彼の心中はそのタイトルにこそ表れてると思う。だいたい、彼は大概いつだって、有馬記念や宝塚記念ははずすんだからさ。今さら騒がないよ。もう20年近く日刊競馬を買ってる自分が言うのだから間違いない。有馬記念なんてディープインパクトとオルフェーヴルくらいしか当ててないはず(笑)
さて、話しは横道にそれたが、ではJRAには全く問題はないのか?というとそうは思わない。1つはゲート再審査に合格を与えたのにその馬がゲートを出なかった事に対して道義的責任はないのか?と言う事だ。お墨付きを与えたのだから、その審査の是非が問われる問題である。
そしてもう一つは、「落馬」などの不慮な事故(障害競走を除く)に対しては払い戻しすべきではないか?と言う事である。予測できないことだから、返還の対象にはならないのだろうが、本来は予測出来なかった出来事でこそ返還に応じるべきだと思うのだ。だって、我々は予測できる範囲で予想をし、馬券を購入しているのだから、不可抗力は返還して欲しい。柏木氏の言葉を借りるなら、どうせそのお金は次のレースに使われるのだから。そうなれば、今回の件もゴールドシップがゲートを出なかった時点で赤ランプをつけて失格にすればいい。そのまま走って1着になっても失格、返還となればもう少し納得できる人も増えるとおもうのだが。
最後に個人的には、極々個人的にはだが、今回の問題を僕は調教師に一番責任を感じて欲しいと思っている。これが僕が敬愛する故戸山調教師ならば自分の調教技術に恥じて、きっとゴールドシップを引退させているか、絶対に癖が治るまでレースに使わなかったと思う。「怪獣みたになっちゃって」なんて愛馬に向けられて気持ちの良い言葉ではない。彼のお蔭で随分裕福な暮らしをさせてもらっているんだろうから。その恩をきちんと返すべきだ。ゴールドシップの名誉をこれ以上傷つけないためにも。