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2015/12/11 03:22

黒船常駐とアマゾネス化?1

テレビから伝わるG1のファンファーレ。自分は最近は「現場」に足を運んでないのでしばらくその空気を味わっていないが、きっと大変盛り上がっているのだろうと想像はする。
年齢を重ねることは決して悪いことばかりではないが、経験値が増えてしまうと様々なことに鈍感になってくる。ちょっとしたことで動揺しないかわりに感動もしなくなる。そして悪いことについつい過去の経験とすり合わせてしまって「いま」を否定したい気持ちになる。ノスタルジーなのだろうか。自分には今年の競馬がちっとも面白く感じられない。
人は未来とは比較できないからどうしても過去と照らし合わせてしまう。暗い過去と照らし合わせれば今が楽しく思えるだろうし、楽しい過去と比較するれば今がつまらなく感じてしまうものだろう。そんな風に少しずつ競馬への熱が冷めていく自分がいるとここの更新も隔たる。誰かが楽しみにしてくれているわけでもないかも知れないが誰も読んでくれてないわけでもない。だから、基本自分に向けて書いているのだが、全く第三者を意識しないわけでもない。まぁ、いつか読み返す時を思って書いているので日記には違いはないけれど。
さて、今年の競馬をいつごろからつまらないと感じてたかはわからないけど、JCが終わった時には既にそう感じていたのは確かだ。ま、ここをよく読んでくださる方がいたならば、それはユタカが騎乗してなかったからだろ?と言われそうだが(笑)正直その武豊に対する熱も少し冷めかけている。彼は全盛期とはいかないが、たくさん重賞も勝ち100勝も達成した。一流ジョッキーのポジションには復帰できたのだ。しかし、正直に言えば今年特に彼の手綱捌きにワクワクしたレースはなかった。むしろガッカリすることの方が多かったのが現実だ。

江戸時代の終わりにペリーが浦賀にやってきて開国を迫り長く続いた鎖国の時代は終わり、そして武家文化も終わりを迎えた。そのことに寄って得られたもの失ったものもあるだろうが、競馬会には遂に帰らないペリーが誕生し、また、さらに新たなペリーもやってきて、西でも東でもカタカナ表記の騎手が多くの人気馬に跨り、そして結果を残している。勝利騎手のワンツースリーがワールドジョッキーやJCでもないのに全部カタカナなんてことも平気であり得る。一方、肝心のジャパンカップ様は当然のように日本馬が上位独占、最近では賞金ばかり高くなってワクワクするようなビッグネームの参戦はゼロ。騎手が国際化したのか日本馬が国際的に強くなったのか?どうかわからんが競馬の開国は上手くいってるのだろうか?僕の答えはノーだ。ま、勿論過渡期と言うのは何にでもある。すぐに良い結果ばかりが得られるわけではない。端境期などは醜く見える場面もあろうかとは思うが、ある程度の月日が経ち、歩んできた道を振り返れば嫌でもその正誤性が見えてしまうものだ。僕にはいまの道が衰退へと向かってるように映るのである。

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