連勝の意味と意義　６連勝の確率は？？

さて問題です。１連勝とは何勝でしょうか？正解はWebで！と引っ張るほど難しい問題でもないのですぐに答えますが、もちろん２回続けて勝ったことを言います。だから２勝ですね。しかし、不思議な？ことに３連勝と言うと３回連続勝ったことになる。いつの間にか１勝少なくなってしまう。ま、これも当たり前でその原因はそもそも「１連勝」何て表現は存在しないからです。単勝→連勝→３連勝となっていく。

実際の強さは取りあえず置いておくとして、確率論的には連勝と３連勝では随分と表面と実際との間に開きがあります。例えば勝率50％の馬が連勝する確率は25％３連勝は12.5％４連勝となると6.25％５連勝となれば3.1％程となります。それだけ続けて勝つのは難しいのですが、競馬は単純な確率だけではないのでそれだけ難しくなります。
それでも、連勝する馬より圧倒的に連敗する馬が多いわけですから、本当に強い馬なら連勝する馬はちらほらいます。特に馬齢別のうちは連勝しやすく今年も弥生賞で３頭の無敗馬が対決することになりましたが、皐月賞が終えた時点では１頭もいなくなってしまいましたね。

で、なぜこんな話しをしたかと言えば勿論今週の天皇賞のためです。競馬の格言の一つに３連勝する馬はいるけれど、４連勝する馬は中々おらず、本当に強くないと４連勝はできないといいます。特にオープンでの連勝は難しいものになります。
ゴールドアクターは現在５連勝中でその中身もG1１つ、G2２つと立派なものです。唯一不安があるとするなら3000ｍの菊花賞で負けており、淀の3200ｍを乗り切れるのか？ということだと思います。それでも、大負けしたわけではない３着。ここが試金石なのは確かですが、ここも勝ったなら今年はこの馬の年になることだろうと思います。

競馬はたまにこういう血統も地味で、騎手もどちらかというと地味な人でも強い馬が現れることが醍醐味の一つだと思います。吉田隼人ジョッキーは好きな騎手の一人でありイメージよりも達者な一人だと思います。この馬をきっかけに羽ばたいて欲しいです。勿論もう大ベテランの領域に入った武豊ジョッキーにも是非立ちはだかって欲しいと思います。直線の激しい凌ぎ合いを期待したいと思います。キタサンブラックとゴールドアクターの２頭から勝負したいと思います。人気でしょうけどね(笑)