春の終わりにユタカ咲く

結果から言えば馬券は外してしまった。最後まで迷ったカレンの取捨。鼻を切ると考えて早めにキタサンに交わされると厳しいだろうからと軽くみたが位置取りはまるで逆。結果やっぱりキタサンの番手を取れた馬が一番有利だった。

ただ、ゴール前の鼻差は大健闘の池添Ｊには申し訳ないがあれこそ腕の差。直前までは交互に頭の上げ下げだったのにゴールに飛び込んだときは同じタイミングになっていた。あの状況で冷静に判断しタイミングを合わせにいけるのは一日の長ともいえる。

人気を裏切ったゴールドアクターにはやはり厳しい競馬になった。しかし、敢えて厳しく言えば馬が弱いから負けたわけではない。勿論枠順という不運もあった。中々折り合えず、戦法もいつもの戦法に拘り過ぎたと思う。勝負事にタラレバはあれだが、もし、シュヴァルグランの位置で折り合えたら勝ち負けだったと思う。もし、春天で捲るなら直線で先頭に立てる状況でなければダメだ。思わず見ていて「早いよ」と言葉に出てしまった。Ｇ１での１人気とはそれだけ重いものなのかもしれない。これからどんな競馬を歩んでいくのか？復活を期待したいと思う。

最後にキタサンブラックは父がブラックタイドでディープインパクトの兄であり、その七光りで種牡馬になれたなんて言われていたが、そのディープより先に春天で勝ち馬を出した。その母父はサクラバクシンオーでそれが距離への不安が囁かれた要因と言える。しかし、オールドファンとすれば、そのバクシンオーがスプリンターであることが不思議だと言われた時代もあった。バクシンオーの母親が春天も勝ってるアンバーシャダイの全妹だったからである。つくづく血とは面白いものである。今日みたいな日があるから競馬は面白い。馬券の反省は別に行わなければならないのだが・・・。