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2016/10/30 20:32
深まる秋。深まる結果。
菊花賞とは違い天皇賞は残念な結果に終わった。
エイシンヒカリは調教後に量った馬体重から考えると−18kg。
パドックでは馬が萎んで見えた。はち切れそうなモーリスと比べるまでもなく、あまり口にはしたくないが、厩舎や生産牧場のレベルの差を感じてしまうことも少なくない。成績の安定は体調の安定に起因するものだ。その辺の差がやはりリーディング上位の厩舎とそうでない厩舎にはあるような気がする。折角高い能力を持って生まれてきてもそれを発揮しなけれな意味がない。特に長く活躍するには日常のケアも大切でその点では残念ながら騎手上りの昔ながらの調教師より、調教について専門に学んだ比較的若い調教師の方がスキルで上回るように思う。久々でレース間隔が空いているのに単走でのコース追いのみ。落ち着かせることに重きをおいたのだろうが、それでは折り合いや闘争心を磨くことは難しいようにも思う。G1成績に乏しい厩舎と言ってしまえばそれまでが、モーリスも転厩後に強くなったようにG1でコンスタントに勝負していくには中々厳しい。騎乗技術よりも遥かに進歩が著しい調教技術。そんな違いを感じずにはいられない結果であった。
エイシンヒカリも残すところ後1戦になったわけだが、走らないでよい楽さを覚えてしまってなければ良いなと思う。そして残念だが?ライアンの今日の騎乗も素晴らしかった。2000mをどれくらい意識して乗るのか注目をしていたが、道中は注意深く力を温存し今日一番伸びていた所を通って追い出してきた。
逆にルージュバックは悔いが残ったレースだと思う。ミルコに完全に蓋をされ行先きも行き脚も失ってしまっていた。もう少しモーリスに近い位置で競馬ができていたら結果は違っていたように思う。