スマートフォン版へ

マイページ

818件のひとこと日記があります。

<< 有馬記念呪いをかけて(笑)... ひとこと日記一覧 そろそろ来年のクラシックで応援する馬を決... >>

2016/12/26 09:48

アウォーディーと同じ呪縛?有馬記念回顧録

2500mも走って頭差。競馬は時には残酷なものだと思う。その頭差をどう振り返るのか?振り返っても結果が覆るわけではないが一年の総括として有馬記念を振り返っておきたいと思う。

今回、人気を分けたサトノダイヤモンドには3つの有利な材料があった。1つは斤量である。後1週間もすれば同じ斤量になるこの時期の2キロ差はハンデと言っても良い。通説的には1キロで時計にして0.2、約1馬身差と言われてるので今回は2馬身差のハンデがあったことになる。だからと言って同斤量だったらサトノダイヤモンドは2馬身後方だったか?となるとそうとは限らない。キタサンを目標に追い出しているわけでそう単純ではないが、むしろ今回のように頭差とかの競り合いになった時に2キロ減は有利に働いたと言えると思う。
2つ目は展開である。強い馬がちょっとだけ負ける時は大概目標になってちょっとだけ差される今回のようなケースが多い。逃げてる時と先行してる時の差はここにあって、逃げてるならば100%自分のタイミングで追い出せば良いが、先行では前を捕まえるタイミングを計らなければならない。そういう意味では今回キタサンにはダイヤモンドというライバルの他にマルターズアポジーサトノノブレスと言う2頭の刺客がいた。無理やり?逃げたアポジーは14着。早めにキタサンを動かすために仕掛けたノブレスは12着。何のために?とも言いたくなるとこだが、ダイヤモンドが勝った時のシュミノーの喜びようを見るとやはり某有能?調教師の「作戦」があったのだろう。キタサンブラックにとっては戦う前から厳しい展開だったと言える。
3つ目は枠順だ。今回絶好と思われた1番枠。しかしそれが結果として一番大きな不利になったのではないかと思う。大体最内に入って喜ぶジョッキーは彼ぐらいのものだと思う。確かにすんなり逃げられれば絶好枠には違いないが、それ以外では難しい枠となる。アウォーディーチャンピオンカップで最内枠に入ったせいで苦労し、最後に少し差されたように、キタサンブラックもせめてゴールドアクターと枠が逆だったらと悔やまれる。
この枠が逆だったら勝負の行方は勝敗が覆ったかは別としてもっと際どかったはずである。ゴールドアクターが来てキタサンが伸びたように、サトノと馬体が合わさっていればもう一伸びしただろうと思う。競い合いには強い馬だ。頭の上げ下げになれば感動の場面もあったかも知れない。
そして最後はやはりクリストフルメールだろう。彼ほど武豊リスペクトしてるジョッキーはいないから、奢る気持ちがなくいつでも挑戦者でい続ける。今回の鞍上が彼以外でミルコやライアンでもないならキタサンは楽勝していたと思う。
勝って強くなる若駒、負けて強くなる古豪である。この1勝がサトノダイヤモンドをより強くし、この1敗がキタサンブラックをもっとに強くする。そんな1戦であったと思いたい。決着は遠くクリストフの故郷フランスでつけようじゃないか。

今年も競馬だけは本当に楽しいものでした。馬券は取ったり取られたり取られたりだけど(笑)それでも楽しい。来年も今年以上にエキサイティングな競馬を期待しましょう。一年間ありがとうございました。良いお年を。年末は大井でアウォーディー

お気に入り一括登録
  • サトノダイヤモンド
  • イバル
  • マルターズアポジー
  • サトノノブレス
  • アポジー
  • キタサンブラック
  • アウォーディー
  • チャンピオンカップ
  • ゴールドアクター
  • リスペクト

いいね! ファイト!

  • ヨイチンさんがいいね!と言っています。

    2016/12/26 12:55 ブロック