競輪
818件のひとこと日記があります。
2017/02/10 04:43
スペシャルウィークの思い出�▲�ラシック編「無念の菊花賞と鞍上岡部幸雄?!」
見事にダービー馬の栄光に輝いたスペシャルウィークは秋初戦の京都新聞杯（当時は菊花賞の日程も違ってステップレースも違っていた）を１番人気に応えて勝ち、順調に菊花賞を迎えた。当然単勝オッズは1.5倍の断然の一番人気。スペシャルウィークはの勝利を疑う人は皆無に近かった。
しかし、１つだけ気掛りなことがあった。それは一度叩いてもあまり馬体重が減っていなかったことだ。当時は今よりもずっと適正距離と体型は密接な関係に捉われていて、もともとスペシャルウィークはサンデー産駒にしては胴長で薄いつくりの馬に見えたのだが、この日はちょっとお腹周りが少しポコッと感じたのを覚えている。実際京都新聞杯も鮮やかな差し切り勝ちではあったが、ダービーのような楽勝ではなかった。その時はトライアルだし、次で絞れればと思っていたのだが、あまり変わり映えはしなかったのだ。しかし、終わって見て感じたのはそれが敗因ではないのかな？ということだった。
あの日、京都は絶好の馬場状態で楽に逃げたセイウンスカイは当時の菊花賞レコードで逃げ切ってしまった。上りはセイウンスカイが35.1、スペシャルウィークはが34.1で１秒も違った。１秒ということは、ほぼ直線だけで５馬身も差を詰めたことになる。それでも着差は３馬身半もあった。計算上では33.3の脚を使わなければ差し切れていない。あのダンスインザダークだって33.8だ。あの日のセイウンスカイを差し切れる馬なんてどこにもいなかったのだ。つまり、能力ではなく展開、戦法で負けたのである。
淀の3000ｍはいつだって淡々と流れていく。しかし、春天で使われる3200ｍとはかなり違った特徴を持つコースで、スタートから最初のコーナーまでが短く、思った通りのポジションを得るのは難しく、枠の有利不利が出やすいコースだといえる。この時もスペシャルウィークは大外に近い17番枠に入り、スタートから難しいレースを強いられた。もう自分は３コーナーでは敗戦を覚悟していた。それくらい先頭をいくセイウンスカイは気持ちよさそうに後続を何馬身も離して一人旅を満喫していた。
この敗戦は多分誰もが、惜しい、悔しい、実力負けでないという気持ちでいっぱいだったのかも知れない。陣営は返す刀で急遽ジャパンカップへ向かったのだ。あの強い勝ち方をした日本ダービーの舞台なら！誰でもそう思ったのだろう。確か記憶では武豊が騎乗停止になっていてそれで第一人者岡部幸雄に白羽の矢がたったのだろうが、確かな記憶ではないが、元々ユタカはエアグルーヴに騎乗することになっていたようにも記憶している。
ただ、得てしてこういう時は結果が伴わないものだ。前走の結果で予定外のレースを使うときは余程でないとその馬を中心に馬券を買うことはない。もちろんサイレンススズカの宝塚記念のように勝ってしまうこともあるが、あの余計な１戦が悲惨な結末に繋がったと当時は考えていたし、去年だってディーマジェスティのＪＣ参戦やヤングマンパワーのマイルチャンピオンシップ参戦などは予定外の「欲」であり、馬券ではヒモにも入れなかった。それは馬券もそうで、はずしたからと言って剥きになって予定外のレースで勝負しても傷口を広げるだけだろう。
それでもスペシャルウィークはＪＣで惨敗したわけではない。上位２頭はあのエルコンドルパサーとエアグルーヴであり、決して恥ずかしい敗戦ではなかった。レースも岡部らしく好位追走でスペシャルの違う一面を引き出そうとしてるようにも思えた。
しかし、直線ではスピードが乗り切った所で内によれてしまった。あれがなければ多分２着はあっただろうが、やっぱりスペシャルも疲れ切っていたんだと思う。今とは違い菊花賞は秋天の翌週に行われていたので、ＪＣまでは中２週しかなかった。3000ｍをこの馬だってレコードで走り最速の上りを使ったあとなのだ。
確か馬券は好きだったエアグルーヴから勝って当たっていたと思うが、東京競馬場のまだあまりきれいではなかったスタンド席から複雑な思いでこの様子を眺めていたのを覚えている。
そしてレースに参加出来なかった武豊はどんな思いでこのレースを見ていたのだろう。自分が菊花賞で勝たせてやれればきっと参戦しないですんだはずだ。あの負け方は彼にとって苦い経験となり、その後の春天やディープの菊花賞の位置取りに繋がっていったように思う。もし、スペシャルウィークの菊花賞で悔しい思いをしていなかったら、やはり三冠目の菊花章で横山典とアドマイヤジャパンに苦渋を舐めさせられていたのかも知れない。
まだ２０代だった武豊がスペシャルと歩んだ日々がシンボリルドルフ以来の無敗の三冠馬誕生への糧になったと思いたいのである。
�８吐亙圈屮�イバルグラスワンダーとの戦い」につづく
- スペシャルウィーク
- ステップ
- トライ
- セイウンスカイ
- ダンスインザダーク
- エアグルーヴ
- サイレンススズカ
- ディーマジェスティ
- ヤングマンパワー
- チャンピオンシップ
- エルコンドルパサー
- スピード
- アドマイヤジャパン
- シンボリルドルフ
- イバル
- グラスワンダー
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じゃんぽけさん
そうだった。思い出しました。青雲〜♪
2017/02/11 22:46
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きんぐかずさん
菊花賞の前日にアドマイヤベガ君の新馬戦でやっちまって騎乗停止、それでもダービー連覇に繋げるところが豊さんですよね。
セイウンスカイは強かった、あの日、京都の空は青かったんです。2017/02/11 13:08
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きんぐかずさん
『武は楽に乗って楽に勝っている』とよく言われるけど、そうじゃない。背が高くて、スッとしてるから楽に勝っているように見えてしまうのかもしれないけど、実際は、いろんなことがそこに凝縮されているんです。でも、そういうのを見せないところがプロだということ。それと『武は強い馬に乗ってるから勝てる』というのは乗っていないやつが言うこと。騎手は強い馬を頼まれることが大事なんです。彼は強い馬に乗って、ちゃんと結果を出してくる。自分もたくさん強い馬に乗せてもらっているけど、なかなかうまく乗れていないから。
by蛯正2017/02/11 12:57
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きんぐかずさんがいいね！と言っています。
2017/02/11 12:56
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yokoさんがいいね！と言っています。
2017/02/10 08:55
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じゃんぽけさん
さて、いったいどこまでつづくのか？なげーな〜と本人も含め感じていらっしゃる方もいるかも知れませんが（笑）今後の予定。
�８吐亙�
�ぜ鏖看亙圈崑緝住唆陲了廚そ弌�
�チ躋臺圓鰺縦蠅靴討泙垢�、書いてみないとわかりませぬ。結構時間かかるし・・・。2017/02/10 05:05
