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2017/05/26 03:04

ダービーウイーク ジンクスの謎

ダービーの枠順が確定した。内枠有利が定着しつつある日本ダービーだが、それはここおよそ10年に限ればでそれより以前は乗り方一つだった。いつも感じることだが、馬場が改修される度に馬券が難しくなる。ほぼ改修をされてないのは中央では京都競馬場くらいで、もちろん良くしようと改修するのだろうが、良くする=特徴をなくすことにも繋がる。昔は阪神の1600mは枠順によってはとても難しくて逆に言うと騎手の腕の差が大きく結果に影響した。今一番トリッキーなコースは中山の1200mだと思うが、その中山も路面の改修が施され、レコードタイムが毎年のように更新されている。例えば、改修前の馬場でもし、ディープインパクト産駒アルアインがあのタイムで走っていたら、東京の2400mで何も疑う必要はなかった。かつての馬場では本当に強いディープ産駒でなければ中山の重賞何て勝てない。しかし、ディーマジェスティの時計もアルアインの時計もあてにならない。
ダービーは昔はもっと直線でばらけることが多かった。昔から大箱のコースではあったが、今よりももう少し直線が短かった東京競馬場のコースは意外と最終コーナーのカーブがきつく、下手な騎手はみんな外に振られてしまった。だから、その隙をつくことも可能だったが、ご丁寧にJRAが誰でも曲がりやすいようにバンクで傾斜をつけたので外に膨れる馬が少なくなった。しかも直線が長くなっているからみんなそろっとコーナーを曲がってくる。3歳という若駒にとって2400mという距離は間違いなくタフな距離である。結果、最短距離を走った馬が有利になりやすい。ペースも上がりにくい。オークスのように強い馬が内枠に入ればオークスのような結果になりやすいといえる。しかし、勿論どんな馬でも内枠なら勝てるわけではない。今年の枠順を見ると、結果に驚くことはなくても予想するには難しい結果になりそうである。
青葉賞からダービー馬が出てない理由も単純なジンクスではないだろう。NHKマイルカップをレコードに近いタイムで勝った馬がその後あまり活躍してなかったり、結果としてダービーの1冠だけに終わった馬が古馬になってのあまり成績があまりかんばしくないように、生き物であるサラブレッドは必ず消耗するものである。高速馬場が叫ばれるようになった近5年のダービー馬で古馬になってもG1を勝てた馬はただの1頭もいない。その前の5年もその後活躍した馬は馬場などの影響で時計が2.25秒よりも遅いタイムの馬がほとんどだ。それだけ、東京の2400mは消耗しやすい。
青葉賞からダービーでも馬券になった馬は実は勝ちタイムが速かったうまではなくて、どちらかというと遅かった馬だ。今年の青葉賞はレコードタイムだった。勝ったアドミラブルはその前の1戦も東京の2400mだった。本当はもっと遅いタイムで勝ちたかったと思うのだが、出遅れてしまいダービーに進むには時計を出すしかなかった。この馬は喉なりの手術をした馬で、実は全兄と全姉がいるのだが、どちらも能力を感じさせながらもあまり丈夫ではなかった。そして、自分の知る音無厩舎はそんなに体調の管理が上手なイメージがない厩舎だ。さらに運命は18番の大外枠に入った。音無さんは許されるなら1番か2番に入った自分の厩舎の馬と枠順を入れ替えたいことだろう。客観的に判断すればこれは間違いなく危ない人気馬だ。と経験上は思う。これで勝ったら確かに化け物だが、誰でも勝ちたい日本ダービー!でも今年は乗る騎手より送り出す調教師の方が勝ちたい気持ちは強いのかもしれない。

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