ジャパンC「死角と刺客」

キタサンブラックよ。お前が落とした斧はこの「JC連覇」の斧か、それても「祭りコンサートチケット付き」有馬記念の斧か、どちらの斧だ？
勿論両方です！そう答えたい気持ちでいっぱいなのですが、本心の本心を言えばもし？絶対にどちらかしか手に出来ないなら引退レースの有馬記念は絶対に勝ちたいなって思っています。
しかし？どうなるか分からない未来に今日と言う現実を手放しで差し出す訳にはいかない。今回も数多の評論家が捻ってキタサンブラック以外に◎を打つさなか、素直に真っすぐと歩んできた道程と残してきた足跡を信じてキタサンブラックを本命にします。
かつて、若き日の武豊を背にしたメジロマックイーンは1番人気で4着に敗れました。その記憶が重なり合っていた中での去年の圧勝劇。タイプ的に似た強さと似た弱点を持つと感じてた思いを超えた瞬間でした。
しかし、それでも一抹の不安があるとすれば、去年の有馬記念と同じ状況にあるレイデオロ。今年の日本ダービーで本命に押した馬であり、キタサンブラックをマークして、斤量差を活かしてちょっとだけ前に出ればいい。そんなレースを仕掛けてくるはずです。
ただ、それは鞍上のユタカも覚悟しているはず。春天での名言、「マークされてるのではなく、マークさせているのです」からも分かるように武豊と他のジョッキー何が違うか？と言えばそれは勝利のための対策、引き出しの数だと思います。まさにそれが生きた前走の秋の天皇賞だったのではないかと思うのです。
現状、外国人騎手無双のなかで唯一対抗できるのは武豊しかいないと思います。特に、ルメールには借りも多い。同じタイプの騎手だけにマークされると面倒なのですが、しかし、去年の有馬記念だけでなく、ディープインパクトに土をつけられた有馬記念や、ユタカからの乗り替わりで勝たれたウオッカのJC。そして年間最多勝記録も塗り替えられかねない存在であり、それだけルメールも上手いと認めざるをおえません。
　今回はレイデオロの方が内にいる。本当の意味でマークするのはどちらか？The NIPPONみたいなキタサン陣営がある意味海外からの刺客と化したその他有力馬とどう戦うのか？前走に引き続き名勝負を期待したいです。ただ、あまりにお互いが意識しすぎるとそこに死角が生まれるのが勝負事。馬券的にはその死角をつける資格を持った馬や騎手を見つけ出したい。資金はグレイルで稼がせて貰ったのでそちらから(笑)

　◎キタサンブラック
　〇レイデオロ
　▲シュヴァルグラン（初志貫徹）
　△マカヒキ（追いかけてます。良馬場ならやれていい）
　△ソウルスターリング（斤量4キロ差は有利だし、素質的にも十分）
　△ギニョール（何となく）
　★アイダホ（時差ボケも取れて鞍上全開！隙をつかせたら1番の騎手）
　注サトノクラウン（不安要素は前回の日記に書いた通り。宝塚で初G1制覇を果たす
　　タイプの馬はJCは勝てない。有馬は怖いけど）

果たしてどんな結果になるのか？ファンファーレが鳴るのを楽しみに待ちましょう！