クリスマスイヴと大人の祭り

人生とは中々思い通りにはならないものである。知れたことかもしれないが競馬をやっているとより実感をするし、競馬が人生の縮図のように見えることもある。
今年はなぜか？4日後にも競馬があるので1年の締めくくり感は多少薄れてしまうし、寄ってある意味有馬記念と並んで風物詩の一つであってカウントダウンSやファイナルSが一緒に組まれていないし、ハッピーエンドCもない。また、有馬記念が1１Rに組み込まれているのもオールドファンには違和感がある。ずっと昔は9Rなんて時代もあったような気がする。
有馬記念ほど、同じレースでありながら様々な顔を見せるレースも珍しい。開催の数だけドラマがあると言っても良い。とするならば、今回の有馬記念はこの3年間のキタサンブラックの思いが成就するかいなか？のドラマだ。もうキタサンブラックが負ける理由はあっても負けて言い理由はどこにもない。そんなドラマが用意されている。

　誰もがその勝利を願っている。それがオッズにも表れている。思い通りには中々いかない人生だけど、それが競馬さと人は言うけれど、年の瀬も差し迫ったこクリスマスイヴの日に、明日から世話しない日常にまた追われる自分たちに、明日ぐらいはささやかな、それでいて一生思い出に残るようなハッピーエンドを見せてくれてもいいと思う。勿論違う願い、違う夢をも持ってる人もいるだろう。でも君たちの夢にはまだ続きがあるじゃないか？

　だから明日だけ、いやもう今日くらい多くの願いを叶えて欲しい。競馬ファンの思いを、関係者の願いをサブちゃんの人生を背負ってキタサンブラックと武豊が駆けていく。大人の祭りでクリスマスイヴを飾ろう！それがキタサン祭りだ〜よ〜♪