競輪
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2018/02/27 01:14
小島太騎手とサクラセカイオー、ディサイファと小島太調教師��
小島太という人は人を魅了する人物だ。それは騎手時代も調教師になってからも変わらなかった。騎手時代、関東のリーディングジョッキーに一度輝いたことこそあったが、岡部や柴田政人、河内などに肩を並べるとまではいかなかった。しかし、勝つ時の鮮やかさと人気を裏切って惨敗する姿のギャップが大きく、華があると言われるとともに競馬場で罵声を浴びせられる姿もよく目にした。しかし、それでも当時はそんな騎手小島太が大好きだった。記録よりも記憶に残る典型のような人物で、常に何かを期待させる騎手だった。その小島太もいつの間にか調教師になり、その調教師も引退となった。最後に中山記念に出走させたディサイファは自分にとってサクラセカイオーを重なる馬だった。この馬が東京の2000ｍの未勝利を目の前で勝つ姿を見たとき、東京の重馬場を33秒台の脚で駆けあがるのを目にして、将来この馬がG1を勝つことを疑わなかった。それはセントポーリア賞を勝ったサクラセカイオーを目にした時と同じ思いだった。しかし、ディサイファも重賞こそ４勝を上げるも結局G1には手が届かず。初重賞制覇はセカイオーと同じエプソムカップだったのが思い出に残った。
果たして9歳まで走ったディサイファは種牡馬になれるのだろうか？世界のダーレーの貴重な血の結晶である。少なくとも日本ではなれなくとも世界ではその血を残して欲しいと思う。ディープインパクト産駒ながら重い馬場も苦にせず、洋芝の札幌記念を勝ち、中山でのAJCC勝ちもある。これは牝系の良さが出ていると思う。同じサンデー系ではステイゴールドやハーツクライ的な要素を感じさせる。ディサイファもサクラセカイオーも何か歯車が合わなくて能力通りの結果が残せなかった。それは騎手小島太、調教師小島太にも言えることかも知れない。だから、セカイオーに与えられなかったチャンスをディサイファには与えられることを願っている。小島太はそれでも、騎手時代にダービーを２勝し、調教師としてもダービー馬こそ出せなかったものの、マンハッタンカフェに恵まれ、イーグルカフェでJCダートもフランンキーのそれこそ神騎乗により手にしている。ディサイファもきっと凱旋門賞に挑戦できるような馬を出してくれるんじゃないかと思っている。その時、きっとまだまだ情熱だけは冷めないまま引退した小島太の姿がそこにあるに違いない。颯爽と馬にまたがり、何でもスマートに魅せる男だが、誰よりも競馬に熱い！それが本当の小島太の姿だ。
青春の１ページがまた閉じた。ディサイファの仔にその思いは繋げればいいのだけど。ディサイファ・小島先生お疲れ様でした。小島先生はこの先テレビで見かけることもあるような気がします。是非義父境勝太郎元調教師譲りのラッパを派手に吹いて欲しいと思う。
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