競輪
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2019/05/03 21:49
そうでなかった時の。
藤沢厩舎、クリストフ・ルメールのコンビはNHKマイルではメジャーエンブレムで１人気に応えて勝利しているが、去年はタワーオブロンドンで人気を裏切っている。この１０年で１人気に応えて優勝できたのは５頭でその他の年は３着以内にも残っていない。
また、１人気が勝った年でも３着以内は荒れることが多く予想が難しいレースだと言える。
どうしてそうなるのか？といえば多くはクラシック戦線から離脱した組や、距離適性からここを目標にしてきた組がここで初激突になるため能力関係の比較ができてないこともあるし、この時期に急成長する馬もいるからだろう。
このレースを１人気に応えて勝てるような馬はその後もG１を勝っているが、人気薄で買った馬はその後は苦労している馬が多い。
そう考えると今年は既にG１を勝っている馬が２頭いるわけで、当然今年はこの２頭が有力なのは間違いない。
しかし、それだと予想するの意味がなくなってしまうので、今回は敢えてそうでなかった時になる条件を考えてみたい。
まずは断然の１人気が予想されるグランアレグリア。この馬の重箱の隅をつついてみることにする。
距離適性は前走でも勝利してるように問題がない。寧ろオークスで絶対持たないとは感じられない程の強さだった。
コース替わりだが、そもそもこの馬が評判になったのは東京のこのコースでの２歳馬とは思えない時計で勝ったからだ。寧ろコース替わりはプラスかも知れない。
と、まぁ断然の人気になるだけあってちょっとやそっとじゃその弱点は見えて来ない。しかし、その弱点はやはりオークスに向かえなかった所から読み解くしかない。
久々のレースにも係わらず前走の敗戦を糧に桜花賞を勝利して見せたが今回は逆に休み明けでないことが不利に働く可能性がある。そもそもレース間隔をとったり、オークスに向かわないのは能力や体調の問題ではなく、気性の問題ではないかなと思う。
朝日杯の敗戦にもその傾向が出ていたし、今週の追い切りに乗ったクリストフがそのパワーをポルシェ911にたとえていたが、そのパワーこそ両刃の剣だろう。
クリストフは修正に長けた騎手であると同時に天才的なハンドリングをするタイプではなく、勝ち負けに関しても案外あっさりしている。
レイデオロの皐月賞、サトノダイヤモンドのダービー、メジャーエンブレムの桜花賞、ソウルスターリングの桜花賞などそれらの失敗を踏まえて修正し次のG１勝利に結びつけている。今回のグランアレグリアの桜花賞制覇もそうだと言える。しかし、逆に言うと同じ馬での連勝は意外と少ない。そう考えるとやはりアーモンドアイは相当抜けているのだろうが。
今回このグランアレグリアを負かすには積極的にこの馬に絡んでいく必要がある。当時のテンションも重要だが実績よりも難しいレースになるのではないだろうか？
そう考えて伏兵を探して見ようと思う。追い込み馬に期待かな？？
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