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2019/05/21 22:05
ダービー特集その2 ダービージョッキーは1日にしてならず?
ダービーには3歳の若駒しか出られない。当たり前の話しだが、騎手は若手ほど中々チャンスは巡ってこない。また、チャンスと思われてもそれを一度で掴むのは難しい。惜しいレースを重ねながらその栄光に手が届くイメージだ。武豊のダンスインザダーク、福永祐一のエピファネイア、クリストフのサトノダイヤモンドなどがその良い例だが、もちろんそうでないことも起こる。ちなみに平成以降のダービーで20代でその称号を得たのは過去に3人しかいない。藤田伸二、武豊、ミルコ・デムーロの3名で、それくらいベテランの活躍が目立つわけだ。
さて、問題は今年はどちらの年か?なわけだが、そのミルコ・デムーロがネオユニヴァースで二冠を制したのが24歳の時だった。
今年はその偉業にオーストラリアのダミアン・レーンが挑む。さて、彼はどんなタイプの騎手なのだろうか?腕前は申し分ないのだろうが、天才タイプなのか?秀才タイプなのか?そのキャラクターはまだ掴みきれない。しかし、彼にとってはジョッキー人生のターニングポイントになるレースではないかと思う。今後も日本で騎乗し、これから世界に売り出していけるのか?無敗のダービーで1番人気になるような馬で、しかも主戦は日本の最多勝利数を塗り替えたようなリーディングジョッキーが務つとめていたような馬でダービーに挑める可能性など奇跡に近い。10年前なら間違いなく武豊だったであろう手綱を取るわけだ。
果たしてこの若者にどんな運命が待ち受けるのか?乗り替わりは不利と言われる中でそれを跳ね返せれば彼の未来は約束されたも同然であるが、他の17人の騎手たちもそれを阻むのに全力で立ち向かっていくはずである。ま、走るのはお馬さんだけどさ。