勝手にダービー特集その３　ダービー馬はダービー馬から？

過去１０年で勝ち馬の父親がダービー馬でなかったのは３頭だけ。
エイシンフラッシュ、オルフェーヴル、ワンアンドオンリーだ。
その１０年のうち、ディープインパクト産駒が4勝。キングカメハメハ産駒が２勝で他の４勝もどちらかの血統に分類される産駒だ。
今年は予想される上位人気３頭のうち２頭はダービー馬の産駒ではない。ダービー馬はダービー馬からのジンクス？通りなら人気を裏切ることになるかも知れない。
しかし、１番人気が予想されるサートゥルナーリアは父の父はダービー馬で、むしろ考え方によってはロードカナロアが異質だったとも言える。ロードカナロアは実は一度も１６００ｍ以上の距離を使ったことがなくしかも1600ｍよりも1200ｍのレースのほうが取りこぼしている。確かに産駒成績的にもマイル以下に勝鞍が隔たってはいるが、本当に距離がこなせなかったかどうか分からない。2011年といえばオルフェーヴルが三冠を達成した年でそういったこともレース選びに多少なりとも影響を受けていたかも知れない。
ただ、残念ながらダービー馬の子ではないのは確かだ。しかし、この10年で６頭のダービー馬を出してきたディープとキンカメもそろそろ種牡馬の役名をを終えるときが近づいてきている。新しい歴史が誕生する可能性も十分有り得る。さて、今年はどちらの年になるのだろう？去年の１番人気はそれに見事に跳ね返されてしまった。新ダービー馬の仔はダービー馬からになるか？続ダービー馬はダービー馬からになるか？もう少し悩む時間はある。