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2019/10/13 23:20
秋華賞回顧録
世の中には思い通りになる事と思い通りにならない事があるわけだが、殆どのことが思い通りにいかない。それは競馬も同じ。
18頭で走れば17頭は思い通りにはならないのだ。
今回の秋華賞の予想で言えばまず思い通りにならなかったのは、カレンが先行してくれなかった事が大きい。先行したら厳しいと読んでいたが津村騎手のファインプレーだったと思う。あの競馬をダノンがやりたかっとのだと思うがスタートを出てしまった。
形は出来ていたが馬は納得をしていないように見えた。川田騎手は馬場を敗因にあげていたが、距離と気性の問題もあるだろう。
本命に推したシゲルピンクダイヤは結果の3着には満足だが正直もう少しうまく乗れれば2着はあったかと思う。他馬に迷惑もかけた。
シェーングランツはスタートも悪くなく今までよりついていけそうな雰囲気だったが結果下げていつもの位置からの競馬になった。ペース的にはそれでもノーチャンスではないと見ていたが早めに動き出してさあ直線というところで大外に振られ不利があった。しかし、シゲルピンクダイヤはそこから伸びて3着に来ているわけで、それだけが敗因とは言えないだろう。実は今回シェーングランツを上位に予想したのは今までと少し違う競馬をしてくれるかも?と考えたから。ま、武豊というジョッキーは良く言えばその馬の良さが出たレースを常に引き出そうとその馬の勝てる形、スタイルを大事にするジョッキーなのだが、悪く言えばちょっと保守的で中々思い切った戦術変更をしてくるタイプではない。ただ、変えないわけではなくていつもこちらが感じてるより1レース位遅いイメージだ。キズナの時もそうだった。今回は珍しく?クリストフがラビットをしてくれたのに活かせなかった。
シェーングランツが本当に能力のある馬なら脚質転換が必要だと思う。
勝ったクロノジェネシスは全てが思い通りに行った競馬だった。しかし、それは多くの悔しさの上になし得た栄冠だ。馬場もこの馬に用意されたような馬場で、プラス20キロの馬体も耳で聞くインパクトとは違って芦毛にも関わらず素晴らしく張りのあるスッキリとした好馬体でとても気持ち良さそうに返し馬をしていた。
直線を向くと抜群のタイミングで追い出され真っ直ぐゴールにとは行かなかったのは愛嬌としても力強く抜け出して快勝した。
騎手も調教師も馬と自分を強く信じた良い競馬っだと思う。
最後に余談だがふとこういうタイプの馬が凱旋門賞に向いているのかも知れないと感じた。勝てるとは言わないがフランスの馬場に合いそうだ。
最後にエスポワールを本命にするような予想家は素人だと鼻で笑って見ていたが、サトノダムゼルも全く走らなかったのだから威張れた話ではない。