現在か？未来か？第71回 え？　阪神ジュベナイルフィリーズG1

過去10年で阪神JFを勝ったディープインパクト産駒は３頭。
同じコースで行われる桜花賞を勝ったディープインパクト産駒は５頭もいる。
両方を勝ったディープインパクト産駒はでは何頭いるのか・・・？
実はは一頭もいない。何となく同じコースで桜花賞に直結するイメージを刷り込まれている気もするが、決してそうだとは言えない。
同じく朝日杯FSが中々クラシックに直結しないのと同じだ。
その理由はあくまで推測でしかないが、求められる資質の差というよりは完成度の差ではないかなと思える。分かりやすい？表現で言えば、総合力よりは現時点でのスピード能力ではないかと思う。将来性より完成度。未来より現在（いま）が大切なのではないだろうか？
そう考えていたところに枠順の発表があり、一応前売りオッズも出ているので、今回は早めに予想をしてみた。
枠順がこちらの都合に適していたので素直にこの予想に落ち着いた。まだ、この時期の２歳馬は直接対決も少なく直接の比較は難しい。また、対戦をしている馬同士はその勝敗が人気通りだと、逆転は何か大きく条件が良化していないと難しいのではないかと考える。

◎４レシステンシア
〇10クラヴァシュドール
▲15リアアメリア
△３ウーマンズハート
△９マルターズディオサ
△８オータムレッド
☆１ヤマカツマーメイド

好枠に入り、スピードと先行力を活かせそうなレステンシアに妙味を感じて本命とした。スピードがあり、仕上がりも完成度も高いダイワメジャー産駒であり、このレースとも相性も悪くない。1600への不安もありそうだがこの時期でこの枠ならこなせそう。展開によっては切れる馬に差されそうだが、今回は１番人気が外枠にいった。他の有力馬も差し脚自慢で意識しすぎると指し遅れがある。東京ほどは間に合わない。

クラヴァシュドールとリアアメリアはほぼ同評価だが、競馬が上手そうなこちらを上に取った。実際に走破タイムも上で３着以下を大きく離している。運が向けば逆転の１着もあるだろう。

リアアメリアは気性的に難しそう。それが15番枠で折り合いも難しそう。それでもここだけ勝てれば！で行かせてしまえば楽勝もあるかもだが、中内田厩舎の馬だし、前走の押さえ方を見る限り、先週にようやくＧ１を勝てた川田が「教育」を捨てるとは思えない。能力は認めつつも不安はゼロではなく今回は３番手の評価とした。

ウーマンズハートはまだそこまで強いか？の疑問もある。今年新潟で勝ち上がった馬の成績もイマイチで素直に３２秒台の上がりをそこまでは信用できない。走り方を見ていると右回りに変わるのも不安。あとはゴドルフィンの主戦にのりかわる効果がどうか？だろう。

マルターズディオサとオータムレッドはせっかくだから新種牡馬のキズナとワールドエースから選んでみた。マルターズはまだ底は見せていないし、キズナの子がどれくらいやれるか？楽しみ。

ヤマカツマーメイドは実績では足りないが、最内枠に入った。ユタカがこの馬で勝った時は先行しており枠順としても行くしかない。レステンシアと夢のいったいった馬券を買おう！