ルメールからの贈り物？　アーモンドアイになれるのか？？　第71回朝日杯FS　G1

個人的には先週の阪神JFよりちょっと難解な気がするこのレース。ホープフルがG1に昇格し暮れのラジ短がなくなり、押し出されるように阪神に移ってきたわけだが、中山の1600と阪神の1600では全く性格が異なるレースだと言える。まだ阪神に移ってからは勝ち馬からクラシックを制覇した馬は出ていないが、その後もマイル路線で活躍する馬が多い。故に総合力よりも完成度とスピードや切れ味のある馬が強いのは先週と同じだが、やや切れ味優勢なのか？牝馬よりディープインパクト産駒の活躍が目立つ。しかし、今年はそのディープインパクト産駒はわずか1頭のみ。そのかわりディープインパクトの産駒の産駒、つまり孫世代は３頭出てきた。ディープインパクトのはっきりとした後継馬は未だ分からないが（来週出てくるという噂もあるが）新種牡馬の産駒がどれくらいやれるか？そういった意味でも興味深い一戦だと言える。さて、予想です！

◎８タイセイビジョン
〇６サリオス
▲７ウイングレイテスト
△12レッドベルジュール
△16ラウダシオン
△３ペールエール
△２ビアンフェ
☆14タガノビューティー

本当は２と３は予想に入ってなかったが、今の阪神の馬場状態を考慮するとペース次第で内枠の前残りもあり得るので足す形に。結果ちょっと頭数が増えてしまったが、逆にその場合12と16の台頭は厳しくなるかもで、基本は上位３頭での勝負。サリオスはその枠でライアンならある程度の位置につけると推測。ウインは松岡の性格的にサリオスマークで、因縁の？香港対決再燃も？上手く折り合えれば、それを見るようにサリオスがまとめて交わすか？？

タイセイビジョンは２着に負けたレースでは13番手。勝った馬は逃げ切っており一頭だけほぼ最後方から追い込んだ。全馬の中で新馬、未勝利以外のレースで0.3差つけたのはこの馬だけであり、想像よりも力が抜けている可能性もある。特に前走手前を変えてからの伸び方に一流の片鱗を感じた。血統的からも距離が伸びた方が競馬がしやすそう。ユタカはクリストフから回ってきたとはっきり言っていた。これはルメールからの贈り物かもしれない。強い勝ち方をすれば第二のアーモンドアイになれるかも？？男の子だけど。

サリオスはウーマンズハート同じハーツクライ産駒で、レースぶりも少し似ている。ちょっと内に持たれる癖があって右回りと初の輸送にちょっと不安が残る。ただ、タイプ的にはライアンに向いていそうで枠も良い。正直人気ほどのスケールは感じないが上位は十分狙える。


ウイングレイテストは、前走一番スムーズさを欠いての２着で、勝ったレッドとは真逆のレースだった。京都よりも阪神に向きそうで血統的にも人気になってないがレッドとそう差がないなら狙ってみたい。騎手も来週からちょっと早い冬休みなのでこの１鞍に掛ける思いは強いはず。血統も意外とこのレースに強い。この人気なら狙ってみたい。

レッドベルジュールは前走があまりにハマりすぎて実力がわかりにくくなってしまった。デイリー杯組で唯一のディープインパクト産駒で軽視もできないが、評価はこのレースが終わってみないと。馬体重も減ったほうがいいのかどうなのか？ただ枠はこの辺が良いと思うがスミヨンが抑えるのか？出していくのか？それすら難しい。

ラウダシオン、ペールエール、ビアンフェは展開により進出可能。先行力と地力があり、上位が潰し合ったり牽制し合うとチャンスも。

タガノビューティーは常識的には難しいが中山時代のこのレースを勝ったアジアエクスプレスと同じへニューヒューズ産駒。芝でも走れしそうなフットワークをしていて、大荒れならこの馬かもと抜擢した。

武豊が全G1制覇に王手をかけること楽しみに。去年のファンタジストの分も頑張って欲しい。