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2020/06/08 01:26
第70回安田記念レース回顧
第70回を数えた安田記念は、東京のマイル戦らしい厳しい流れの戦いとなった。昨晩に急に降った大雨によりスタートは重だった馬場は稍重までの回復は早かったが、結局メインのレースも稍重のまま迎える事になった。それでも前半の1000メートルは57秒台と早く、しかも単騎の逃げたペースではなく、先頭集団が形成されてのそのペースは時計以上に厳しく見えた。
それ故、少し出遅れ気味に見えたアーモンドアイのスタートもさほど問題は無いように思えた。
結果は抜群のタイミングで抜け出したグランアレグリアがそのまま先頭で楽々ゴールインをし、外に持ち出して追われたアーモンドアイは内で粘る去年のマイラーチャンピオンを何とか交わすのがせーいっぱいの2着。見事8つ目の金メダルとはいかなかった。
その着差から、出遅れて無くてもグランアレグリアが勝ったのでは?と言う声が大勢を占めたが、それでも坂を上がって来る時の手応えは勝たれてしまう!に見えた。勝たれてしまう!という表現になるのは自分がグランアレグリアからの馬単を持っていたからかも知れないが、寧ろ坂を上りきった時点では3着も怪しい手応えで、よくゴール前みんながバテいる状態とはいえ差し返して2着に来たものだと感心をさせられた。
前走があまりにも楽にノー追い出し、ノーステッキで勝った事が今回の激しい追い出しもムチも必要になった展開でどう影響したのか?それは実際には分からないが、ただ、直線を向いた時にとろうと思えば内にも進路が取れたように見え、やっぱり安全に外に出すんだと思った場面があった。あそこで内を選択してたら?はこれだけの馬に失礼なタラレバだが、しかし、内に入らなかったのはその前の前の9レースで内を付いて詰まってしまい、少なくとも3着は合ったレースで馬券外になっていた事もジョッキー心理的には影響があったのかも知れない。
相変わらず追い出すタイミングに間違いが少なく、そのままゴールまで流れ込むのが得意なクリストフだが、案外追い込んで来て差し切るというレースは多くない。それは即ちそんなムリなポジションになる事が少ない証でもあるが、今日のような展開では裏目に働くこともあると言うことか?つくづく競馬はやってみなくては分からない。
それでも勝ったグランアレグリアをもっと誉めないといけないし、牝馬2頭に歯が立たなかった牡馬たちは情けない限りだ。インディチャンプこそ維持を見せたがダノンやアドマイヤは期待に応えられなかった。
特にダノンキングリーの結果は意外だった。この馬はデビュー当時から殆ど馬体が増えていない。グランアレグリアは30キロ近くも増えているのに。その点からももしかしたら初めての58キロが堪えたのかも知れない。もう少し大きく成長してこないと、無冠で終わる事もあるかも知れない。夏に大きく成長をするのを期待したい。
最後に安田記念で少し儲けたのでこの2日間散々だった武豊の最終レースの単複をほぼやけ気味で勝った。勿論根拠はゼロではない。ユタカが新馬で乗って楽勝し、その後川田に乗り代わって人気で惨敗。そして、勝った時と同じ条件に戻って・・・と。来るパターンではある。特に今日は人気を飛ばし続けていたので、単勝も複勝も人気が無かった。それにしたって複勝で530円も付くとは。これじゃ穴ジョッキーじゃん。来週はしっかりとお願いしますよ!
追記
池添謙一が、勝利インタビューで、クリストフ丸パクリで、「まずは調教を付けてくれた杉原誠人に感謝したいと思います。」と言ってどこでもその部分が使われない程大スベリをしていたが、謙一?そういうとこだぞ?そこはちゃんと「makoto sugihara」にと言わないと。あれ?オレもスベったか?