第81回 菊花賞G1 無敗の三冠を阻止せよ！

自分にはつまらない？特技がある。週に2,3回ほどスポーツジムに通ってせっせと筋トレをしているのだが、ま、せっせとはウソかもだけど、人が一生懸命にバーベルを上げているのを見ていると数回挙げたのを見て、後何回挙げられるかほぼ正確に分かってしまう。だからなんだ？と言う話しなのだが、そう言う感覚が小さい頃から備わっていて道路を横断しようたした時に後どれくらいで車が通過するかとか？鏡も見ないで指の感覚だけで自分の髪を切り揃えたりとか、まぁ誰でも出来るよっていう可能性もあるけど、それは競馬でも生かされて？いて、直線を向いた時には見て手応えが分かってしまい、大体どの馬が勝つのか？或いは自分の買っている馬がゴール前で差されるとか分かるので早めにガッカリしたりする。なので、写真判定も殆ど外した事はない。ま、スタート後に勝つ馬が分かっても馬券の役には全くたたないのだが。
しかし、時たま例外が現れる。例えばいつも通っているジムは週に1度元ボディービルチャンピオンが指導に来てくれていたのだが、彼は見ていてもう上がらないだろうと言うところから１回ではなく3回も上げてしまう。もう絶対に上がらないだろうと言うところから上げてしまうわけだ。それが能力なのか？精神力なのか？分からないけどただただ凄いなと思ってしまう。やはり一流は並ではないのだろう。
だから、神戸新聞杯のコントレイルも直線向いた時には既に楽勝のたたずまいであった。だから、今回はコントレイルの話ではない。あの馬は間違いなく一流だし強い。では、なぜ？こんな話しをしたかと言うと勿論菊花賞のためであるのだが、そのコントレイルを差し置いて本命に推す馬がいると言う非常に秋華賞に続いてふざけた話しで申し訳ない。秋華賞も結局三冠を許してしまった。運も味方しなかったのは確かだが。
セントライト記念は神戸新聞杯に並ぶ菊花賞のステップレースだが、結果はかなり分が悪い。
セントライト記念も勝って菊花賞も制覇したのは最近ではキタサンブラックしかいない。
さて、ここで長々と書いた冒頭の話しに戻る。セントライト記念を勝ったバビットは僅か500万円程で取り引きされたコントレイルとは真逆のような馬だ。
勿論血統もなのだが、キャラクターもレースっぷりもである。スマートでいかにも賢く何一つ無駄なくまるでサイボーグのように淡々とレースを制覇するコントレイルに対して、バビットはまさに今流行りの叩き上げ。新馬戦は11人気で2着。ここ迄の成績は6戦４勝2着2回で重賞を連勝してるほぼパーフェクトな成績なのに1番人気になった事は1度しかない。ちなみにコントレイルはここ迄無敗の6勝だが、全て1番人気である。
ただ、長年競馬をやって来てそれなりに馬を見る目も肥え、冒頭に書いたように役に立たない特技もある自分からして前走のセントライト記念は異様な結果だったわけだ。直線に向いた雰囲気は完全にゴール前で交わされる雰囲気だったのに1馬身半離してゴールしたのだ。その瞬間思い出したのはその前のラジオNIKKEIも異常な強さだった。しかも突然の当日乗り代わりで。このナカヤマフェスタにタイキシャトルというどうしたらそれを掛けるの？見たいた血統の馬だが、自分の経験ではこういう成績を残す馬は間違いなくステイヤーだ。そして、もう1頭の刺客はヴエルトライゼンデを指名したい。バビットだけでは流石にコントレイルを倒せるか？正直絶対的とは言えないが、もし？万が一バビットがコントレイルに屈してもその瞬間がまさにヴエルトライゼンにとっては最高の好機に間違いない。
サリオスといういつも目標になる強い馬が正に露払いをしてくれていたのだが、今回は違う。コントレイルはバビットという強いステイヤーをどこかのタイミングで捕まえに行かなければならない。それでも捕まえられない程バビットが強いのか？やはりコントレイルの瞬発力に屈するのか？それはやって見なくては分からないと言っておくが、そこに力を注いでしまえば今度は全てに置いて神戸新聞杯よりも条件が好転するヴエルトライゼンデに三冠阻止のチャンスが巡ってくる。
それでもコントレイルが楽勝してしまうようならコントレイルには今後1度も負けないでディープインパクトの正当的後継者になって欲しい。
しかし、この対称的な貴族と町の人気者みたいな2頭の戦いが本当に楽しみでならない。
一応予想です。
◎11バビット
○６ヴエルトライゼンデ
▲３コントレイル

△２ガロアクリーク
△10サトノフラッグ
△14ヴァルコス
☆８ディープボンド
★９アリストテレス