胸騒ぎの夜　第40回ジャパンカップ国際G1

アーモンドアイ・コントレイル・デアリングタクト。この３頭に個人的に共通していることは一度も◎を打ったことがないと言うことだ。それはあんたが皮肉れているからだと言われれば返しようもないのだが、もう一つはこの３頭の強さを重々承知している、認めているからである。だから逆に言えば◎は打たなくとも▲をほぼ打っていて、自分の頃はこの印を単穴と読んでいて◎が外れた時、勝たれるとすればこの馬だと思う馬に打つ印だった。今でもそうかも知れないが。

だが、今回のメンバーが決まった時にはいよいよこの３頭のどれかに◎を打つ時が来たと思っていた。そして毎日毎日頭の中でシュミレーションを繰り返してきた。本当は枠順に天のお告げが出るのでは？と思っていたが３頭に大きな差は与えられなかった。勝利の女神も決めかねているのかも知れない。

それで昨日も朝方近くまで過去のレースを振り返りながら出馬表を眺めるの繰り返しをしていた時に、ふと、悪い癖が頭をもたげようとしかけた。そう。ワールドプレミアにも勝つチャンスがあるように思えてしまったのだ。まず今回嫌われている一番お理由は順調さを欠いたローテーションだろう。しかし、休み明けでG1を勝つのが今のトレンドだと言えなくもない。それにノーザン仕上げだ。そしてコース適性。これは東京向きでないかというのは想像の域を出ないが距離は間違いなく一番適正があるだろう。そしてこのメンバーで最速の上がりを持っているのはこの馬でしかも2400ｍの神戸新聞杯で発揮したものだ。あのレースはサートゥルナーリアに子供扱いされたが、その後には菊花賞を勝ち、いかにも苦手そうな有馬記念でも15番手からフィエールマンも交わして３着に突っ込んで来た。この馬も一度も３着以下になったことはない。あのマカヒキを４着に持ってこれるなら、この馬だったら？？そんな悪癖が頭を過ぎっていた。

しかし、目を覚まさなければならない。現実に目を向けて、約１年近い休み明けであの３頭と
戦わなくてはならないのだ。そこで、今回はこんな印の打ち方をすることにした。

予想です。

★３ワールドプレミア
◎２アーモンドアイ
〇５デアリングタクト
▲６コントレイル

△１カレンブーケドール
△15グローリーヴェイズ
△13ユーキャンスマイル
☆８ウェイトゥパリス

これまでの戦績に敬意を払って、これがラストになるアーモンドアイに◎を打つことにした。頭の上げ下げになれば負けることもあるかも知れないが、王者としてまず崩れることは無いと思う。

デアリングタクトをコントレイルより上にと言うわけではないのだが、このレースに限れば臨戦過程と斤量も含め歴史的にも優位だと考えた。ここを勝てば名実ともに歴史的名牝となるだろう。

コントレイルは最後まで本命を打つかどうか迷った。今後の日本競馬を背負って行かなければならない存在で潜在能力は一番だと思う。そしてこれからもっと強くなっていって欲しいが、牝馬に比べ牡馬のほうが幾分成長が遅いように思う。さらなる高みに向けて必要な敗戦があるとしたらここかも知れない。将来おいて名馬と呼ばれるにはどんなに負けても３着。できれば２着までには踏み止まってほしいと願う。今回はこれが３戦目になるのも割り引いた理由の一つだが、ここで勝つならもう国内では負けないかもとも思う。

怪しげな★も含め今回は返し馬も見るまでこの予想が確定とは言えない気持ちが正直な所だけど、どの馬も騎手も悔いのないレースを期待したいと思います。
Good Luck!