産経大阪杯レース回顧

立場的に前を捕まえに行かないわけにいかないから仕方無い。鞍上の福永祐一はそのような内容を述べたという。
本心を言えばそのコメントを聞いて少しがっかりしてしまった。
それは確かに通常の１番人気の馬ならばそうかも知れない。
しかし、コントレイルは日本競馬史上過去にたった２頭しかいない無敗の三冠馬だ。そのプライドは負けられない、負けない事でしか満たされない。どんな手を使っても勝たなくてはならないし、勝たなければならなかったと思う。
確かにそれでも負けることがあるのが競馬だ。だからこそ冒頭に戻るのだが、悪意を持って言い方を変えれば、この馬の格にあった格好をつけたレースをした結果、残念ながら３着でした。と。
これは結局は前走負けたことで負けることが許されてしまったのではないか？しかし、突きつけられた事実は無敗の牡馬三冠馬が牝馬相手に連敗を喫したと言うことだ。しかも３着。既に名馬を名乗る資格も怪しくなってしまった。
個人的にはそもそも春天を使わず大阪杯と宝塚記念の２戦しか使わないつもりならきちんとステップレースを使うべきだったのではないかなと思う。
距離とか体調とか馬場とかそんなものは名馬には理由にならない。並びかけてもいないのに捕まえに行ったなんて自分だったら恥ずかしくて言えない。相手をグランアレグリアに絞って潰しにいった結果だろうと思う。
ちなみに今回の競馬にデアリングタクトがいたらコントレイルは４着だったに違いない。モズベッロに交わされるなんて本当に情けない。
レース回顧というより単なる愚痴になってしまったやんけ。
レイパパレは返し馬のスイスイ振りに驚いて３連単の頭にして買い足した。馬場と展開から一発あるのではと。ま、今思えばそれなら単勝で良かったんだろうけど・・・欲ってこわいですね。
しかし、勿論その予想の根拠には福永ジョッキーの性格を考慮してのこと。まだまだ甘い。武豊や岡部幸雄なら言葉はきれいでも手段を選ばない。