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2021/10/12 01:58
マカヒキに笑ってダノンに泣いて??
10月も半ばを迎えようかと言うのに相変わらず日差しも強くて競馬日和には違いはないが馬たちも暑そうにパドックを周回していた。
個人的に秋競馬を迎えてグッと力がこもって来る毎日王冠と京都大賞典。今年はどちらも印象に残るレースとなった。
毎日王冠はダノンキングリーの勝利を確信しつつ、3歳馬のシュネルマイスターを最大の敵とは見立てていたが、これは勝ったなと思ったところから交わされてしまった。ダノンキングリーとしては100点の競馬をしたと思うが、クリストフの80点でもいいじゃないの〜という結果的にポテンシャルを最大限に引き出す騎乗に負かされてしまった感じである。クリストフがもっと積極的に勝ちを意識していたら何とか凌げてたのではと思うが。
あまり、馬格自体に成長がないキングリーに斤量差も応えたのかもしれない。しかし、まだ共同通信杯の時には戻ってないとも感じた。今年こそ秋の天皇賞へ行って欲しいが・・・。
京都大賞典は毎日王冠に比べればレベルの高いレースでは無かったが見応えは十分だった。マカヒキを本命にこの馬のラストチャンスと気合を込めて画面を食い入るように応援していたのだが、道中の雰囲気がいつもと違い震えた。最後の攻防はミルコらしい嫌らしいコース取りで外に切り替える手間があったが、あそこからよく諦めずに前を捉えられたものだ。競馬でこれだけ興奮したのは久々だがそれでもダービー馬マカヒキの切ない時間に比べれば短いものだ。やはりクラシックディスタンスの申し子マカヒキである。この阪神の2400mという千載一遇のチャンスを逃すことなく見事な復活劇であった。
しかし、調教師はまたG1を目指して頑張っていきたいと言ってたけど、もう種牡馬にさせて上げてくれい!この感動だけで手土産は十分ではありませんか??
そうそう。少しは康太の騎乗も褒めないと。よく諦めずに外回さず馬群に突っ込んでいったと思う。あれでマカヒキの闘志に火が付いたように感じた。最後まで諦めない人と馬の絆の勝利でした。