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2021/11/21 02:24
4歳牡馬の意地を見たい! 第38回マイルチャンピオンシップG1
さよならグランアレグリア。そして勇退が近づく藤澤和雄調教師。思い起こせば藤沢厩舎の初G1制覇もマイルチャンピオンシップだった。勝ったのはシンコウラブリイ。真っ黒な勝負服が印象的で開業から約四年が経っていた。それから毎年のようにG1を勝つようになり、全盛期はゼンノロブロイやシンボリクリスエスが活躍をしていた頃だろうか?それから暫くして低迷期を迎え、ダンスインザムードのVMを最後に7年間G1から遠ざかる。
それは藤沢厩舎の低迷と言うよりも関東馬の低迷と言っても良い。暫くしG1は関西馬に独占され、藤澤和雄ですら終わった人、過去の人扱いされた時期もあった。
そこから、美浦トレセンの改良やノーザンファームの外厩などの効果もあって持ち直し再びG1の常連に復帰し念願のダービー制覇も成し遂げた。その最後の傑作がグランアレグリアということになるのだろう。そしてその復活の影にクリストフ・ルメールの存在も大きいだろう。このマイルチャンピオンシップを勝てばこのコンビでのG1勝利は10勝目になるらしい。
そんな記念すべきレースには素直にグランアレグリア本命で良いのではとも思うのだが、そこは捻くれ者宿命。最後まで強者である藤澤和雄とクリストフ・ルメールには喉元に刃物を突き付けるが如く、最後まで挑むのが自分らしい敬意の表れではないかなと思う。
予想です。
◎8ダーリントンホール
〇3シュネルマイスター
▲12グランアレグリア
△7インディチャンプ
△4サリオス
△13ダノンザキッド
☆5サウンドキアラ
捻くれてネジ曲ってたどり着いたのが弱いと評判の4歳牡馬。しかもサリオスじゃない方の笑。ダーリントンホールの一発に期待しました。
ダーリントンホールは共同通信杯の勝ち馬でクラシックでも期待されましたがそれに応えられず、ダービー後に出走した金杯も惨敗。もう終わった馬の評価を受けましたが、初マイルとなった富士ステークスで後方から伸びてきて5着と復活の兆しを見せました。
本来はマイル前後で少し荒れてきた阪神の馬場も合うのではと思います。すっかり3歳の勢いに押されている4歳世代ですが、共同通信杯を買った馬には後にG1馬になった馬も多数います。
4歳牡馬の意地に期待します。
シュネルマイスターをグランアレグリアより上に取ったのは、3歳だからではなく、ローテーションの差です。休み明けに思いっ切りG1を走ったグランアレグリアより余力があるのでは?と思います。それで安田記念の差は逆転できるのではと思うし、ある程度の位置につけたいアレグリアにとってはこの枠も有利とは言えないと思います。
それらの懸念材料を振り払って彼女が有終の美を飾るなら心から拍手を贈りたいと思います。
前半と後半で口調が違う男より。