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2023/12/05 23:30
第24回チャンピオンズカップG1レース回顧
レモンポップが人気に応える形でフェブラリーSに続き中央ダートG1を連勝した。
前走で逃げて圧勝し、新しい?戦法を得て、距離不安が囁かれるなか見事に逃げ切って見せた。
そもそも、血統的には距離不安所か芝でも走れる血統背景で、またキングマンボ系から新たな個性の種牡馬候補が誕生した。
期待したクラウンプライドとセラフィックコールは共に人気も期待も裏切る形になってしまった。
クラウンプライドは道中はそんなに悪い競馬に見えなかったが、全く踏ん張りが効かなかった。
かなりのプラス体重ではあったが、パドックでは太くは見えなかった。しかし、今思えば増えてるのにそう見えなかったのは体調も本調子ではなかったのかも知れない。突然あっさり負けたりするのが、リーチザクラウン産駒らしいが、前走の大敗に関係無く巻き返すのもこの血統の良さ。巻き返しに期待したい。
問題なのはセラフィックコールの方だろう。これは確実にミルコに責任が有ると思う。そもそも1頭だけ2000mのレースをしてるような大外ぶん回し。中京のダートでは追い込むなら一か八か内を割ってくるしかない。しかし、今のミルコにその博打を打つ気迫はもう無かったのかも知れない。
逆に2着くい込んだウイルソンテソーロの原くんは思い切って腹を括ったコース取りだった。ミルコが安全に大外に持ち出す時に、ほぼ同じ位置にいたのにコースロスを避け馬群を割って伸びてきた。確かにこの馬の実績を振り返ればこれくらい走っても不思議は無かった。セラフィックコールにもこういうレースをして欲しかったものだと思う。結果は分からないが。
それにしてもジョッキーも世代交代を感じさせる結果だった。坂井瑠星はルックスも良く、次世代のスター候補の1人と言える。成績も今年は100勝の大台に乗りそうで、横山武、岩田望に待ったをかける存在に成りつつある。特に人気に強いのがスターになる為の持ち味だとも言える。
ただ、スターはやはり持ってないと行けない。その点やはり武豊がスターダムへ駆け登るのを間近に見てきた世代としては、せっかくのG1制覇が今年の99勝目だったり、中山のメイン発走が遅れてインタビューが流れなかったりをするのを見ていると、もう一つ持ってないのかな??とも感じてしまった。インタビューもせっかくだから、もっと元気に盛り上げて欲しいなと感じた。