競輪
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2012/03/24 00:12
阪神大賞典の向こう側 ージョッキー編ー
掲示板はオルフェーブルの激走？？に賛否両論話題持ちきりだ。まさにディープインパクトを観衆に与えたわけだが、それでも負けたことに変わりはない。あそこで差し切っていれば、陣営もあそこまでバッシングされることもなかっただろう。
オルフェーブルの気性に難があることはちょっと競馬をかじったファンなら誰でも知っている。そこで考えなくいけないのは競馬の二面性である。競走と賭博である。賭け事の対象となっている以上、様々な情報が開示されていなくてはならない。その情報は数値のように不変性が高いものから体調のように流動的なものまで様々である。しかし、競走である限りは相手がある。勝負事なわけであるから、「敵」なわけである。でるならば、敵陣営に知られたくない「情報」もあるのではないかと思うわけだ。その最たるものが今回のような気性であったり、癖であったりするのではないかなと思う。みんなが知っているオルフェーブルの悪癖ともいう気性の危うさ。ふと想像をしたのが、もし、馬主や調教師が落合前中日監督であったならば、きっとオルフェーブルの気性難はひた隠しにされて知ることはなっかただろうなということだ。なぜそんな妄想をするにいたったといえば、掲示板の書き込みの中に池添騎手がオルフェーブルの気性難について、発言が軽すぎるのではないか？の指摘を目にしたからである。確かに、彼はまるで自分しか乗りこなせない馬のように公言している。ま、ここで結局乗りこなせていなかったじゃないかとのツッコミもあるかとは思うが、ちょっとそれはおいといて（笑）確かにその指摘は的を得ているように思い、絶対にチーム事情を他球団に知られないように徹底した情報管理をしていた落合中日を思い出したのである。好事魔多し。陣営が、池添騎手が浮かれていたと言われても仕方がない出来事であり、逆説的に捉えるなら、良い引き締めになったのかも知れない。そして、こういう時にかばってくれるファンが少ないのも普段の自分の言動に問題はなかったか？考えてみるよいきっかけになればと思う。最後の直線で右に寄れるオルフェーブルにムチを持ち替えず左ムチを入れたのはいただけないし、もう中堅ジョッキーにあってしかるべき行為ではない。何も稀代の三冠馬の名に傷をつけるのは馬本人とは限らない。
名馬には名騎手が似合うはずだ。そして、かつての岡部騎手のようにここからオルフェーブルの三冠に恥じないような騎手を目指して頑張っていけばいいと思う。もっと品格と風格を彼には求めたい。
- ディープインパクト
