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2012/01/21 00:23

初雪・初競馬

雨でも何でも中止にならない競馬だが、雪が降り積もってしまうとどうにもならない。過去にも何度か降雪により延期になっったりしたこともある。
そういえばもうあれからどれくらいたつのだろうか?まだ雪=開催中止なんてことが全く頭になく雪にも関らず東京競馬場に向かった。思えばあれが一人で競馬場にいった初めての日だった。その日は重賞でダイヤモンドステークスが組まれていた。もう着く頃にはすっかり雪も上がっていて晴れ間も覗き周りの雪がきらきらと反射してきれいだった。東京競馬場へ武蔵野線で行ったことがある方ならご存知だと思うのだが、駅から競馬場までは屋根つきの専用の道が延々と続いている。それでも中山競馬場ほど憂鬱でないのは少し高い上空にあるからかも知れない。
随分と人がまばらのは感じたが、ま、土曜競馬のまだ午前中だしなと思い、さして気にも留めなかったが、しばらく歩くとあの緑色のジャケットを着たJRAの職員がメガホンで本日の東京競馬の開催中止をアナウンスしていた。膝から崩れ落ちそうになったがせっかくだからと正門ぎりぎりまで近づいて真っ白な雪景色に染まる競馬場をしばらく眺めていた。すると・・・しばらくして蹄の音共に激しい馬の息遣いが聞こえてきた。見た瞬間「あ、ミスターシクレノン」だと思った。もちろん確証はなかったが、あの頃は今より何倍も競馬に熱心で裸馬でも好きな馬なら見分ける自信があった。
その多分ミスターシクレノンは(笑)左回りのコースを右回りで走り抜けていった。きっと関西から遠征をしてきて月曜日に振り替えになったので調教していたのかも知れない。
真っ白な雪の中を真っ白な息を吐きながら駆け抜けていくその姿はとても勇敢でとても美しく思えた。
そのミスターシクレノンは見事に月曜日のダイヤモンドステークスを制覇した。あの雪の日の調教がいきたんじゃないかなと思った(笑)今となっては懐かしい思い出だ。小林稔調教師も名伯楽と呼ばれるに恥じないとても立派な先生でした。

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    2012/01/21 05:15 ブロック