返し馬に感動。

シゲルスダチの落馬転倒でちょっと後味の悪いＮＨＫマイルであったが、勝った馬はとても強かった。例年の勝利タイムに比べ１秒以上遅いことからレースのレベルや、勝った馬の強さを疑問視する声がきかれたが一笑にふしたい。それは既に返し馬の姿で「勝てるだろ」と思える走りだったからだ。実際は誘導馬より先に場内に入っていたからＶＴＲで見たわけだが、四肢の送りと繋ぎの柔らかさ、手足の軽さといいまるでディープインパクトの返し馬を見てるようで、隣でＴＶを見ていた競馬がよくわからない人でも「全然走り方が他の馬と違うのが分かる」と口にしたほどのしなやかさだった。とは言え、東京のマイルＧ１で先頭にたたられるとさすがに不安になったが、坂を上がって突き放し３馬身半差あった。逃げて先行でウイリアムズにあれをやられるとかなりきついはずなのに。いざ！ダービーへ！！ＧシップやＷエースに劣るとは思えない。気になるのは血統だが、ちょっと硬いイメージがあった父親とは似ていない。Ｄメジャーの産駒はマイル以下で強いのは事実だが。４連勝でＧ１制覇は本当に強くないとできないし、スローのヨウイドンのつまらない競馬になりそうだったダービーを面白くしてくれそうだ。ちなみに距離さえ持てば直線は同じ長さ。ダービーのが全然逃げ切りやすい。本質はスプリンターと言われたミホノブルボンも皐月では２馬身半だったが、ダービーでは５馬身突き離した。いつも外国人じゃ、いつも地方出身騎手じゃつまらない。秋山が覚醒してダービーとったっていいじゃないね（笑）残り物に福がありました！