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2012/06/21 04:54
梅雨の晴れない空、晴れない気持ち。
前向きに考えるならば、或いは冷静に判断するならば、前走の目黒記念を振り返るとどうやたってここで巻き返せる出来ではなかった。出走していれば頭から勝負して一緒に沈んでいたかも知れない。もちろん武豊とトレイルブレザーの話しだ。そう自分に言い聞かせてみるが、やはり心は晴れない。それでも宝塚にゲートインする姿、妄想と分かっていてもここを制して凱旋門に挑戦する姿を見たかったと思ってしまう。しかし、それは今の武豊には家賃が高すぎるのだろう。宝塚には想像もしなかった幕切れが待っているのかも知れない。
しかし、心の片隅では本当はついてないのは池江厩舎かも知れないと感じている。去年運を使い果たしての3冠制覇だったのかも知れない。年明けは前半だけで2つや3つのG1を取っているだろうと思われていたが、惜しくもまだ手に届かない。宝塚も逃すとなると・・・だろう。少々古いデータで恐縮だが、2008年〜10年の池江厩舎の稼ぎ頭は武豊だ。18勝を上げ勝率は29.5%にもなり、連対率は47.5%。3着にいたっては54.1%と半分を超えている。それが、去年、今年辺りは殆ど騎乗依頼をしていない。これでは、常軌を逸した池江バッシングをしたくなるファンの気持ちも分からないでもない。ほぼ同じくらいの成績を残している厩舎がもう一つある。角居厩舎だ。
理由は定かではない。確かにこの2厩舎にはサンデーRなどの有力馬が多くいる。世間が社台が圧力何たらと騒ぐのそのせいかも知れない。しかし、これはきっと競馬界ではアンタッチャブルな話しなのだろう。外野は騒がしいが本人も含め直接そのような話しを聞いたことがない。しかし、信頼が揺らぎ、そして損なわれていった結果なのも間違いないだろう。ビクトワールピサがデムーロでドバイWを勝ち、ウオッカが乗り代わりでJCを制したのは事実だ。しかし、池江厩舎に限れば、ダノンバロードも結果を見れば豊の時の方が走っていたし、ワールドエースもあれほど騒がれながら春のクラシックは惜しくもなかった。考え直す時に来ているのかも知れない。今度豊がダノンカモンに騎乗するという話しがある。実は過去にも騎乗したことはあるが最近はテンでご無沙汰だった。しかも芝のレースらしい。今の池江先生には良き部下より、良きパートナー、良きアドバイザー、そして良き仲間、友が必要ではないかなと思う。出来ればかつての藤澤和雄、岡部幸雄ような関係を再構築出来たらなと思う。一流は一流を知る。そうでなければ池江厩舎は角居厩舎を抜く事はできないように思う。オルフェーヴルが春天を勝ち、ワールドエースが2冠を制していたら競馬はどれだけ盛り上がっていたことか?一度考えて貰いたいものだ。
台風一過の晴れ間のように心も晴れ晴れしたいものだ。