反省

フェブラリーＳは散々な結果に終わった。しかし、よくよく考えてみると買ってた馬で着に来なかったのはトランセンドのみ。中心にしなかったがそれでも知らず知らずのうちにこの馬の強さを鵜呑みにして疑う目を忘れていたのだと思う。
ずっと気になっていたのが、なぜこのレースで連覇がないかだった。早々たる面々優勝馬に顔を揃えている。種牡馬になった馬も少なくないのに・・・である。その答えはこうしてレースが終わった後も出ていない。ジンクスのままだ。しかし、トランセンドの結果にはもう少し気付けたはずだ。レコードクラス連発の調教に陣営のボルテージは上がる一方だったが、仕上げすぎの懸念はあった。ピークを過ぎてしまうとピークの手前に戻るのでなく、それより落ちてしまう。かつて名手岡部が「名馬は絶好調である必要はなく普通で十分」と語っていたが、その言葉の裏にはピークを迎え超えてしまう恐さが秘められていたのだと思う。ましてやトランセンドは気持ちが勝ったタイプだ。今回の調教過程、休み明けの馬体減、もう少し疑ってみるべきだった。しかし、それはレースに望んだ騎手も同じだろう。エスポワールもワンダーももちろんトランセンドを見てレースをしていた。上位に来た馬はみなトランセンドと関係なく競馬をしていた馬たちだ。そういった意味ではワンダーは本当に力をつけている。そして、イメージ程は不利がなく直線伸び切れなかったエスポワールはやはり若い頃の瞬発力は使えなくなっている。きっと同じメンバーでもう一度行えばがらっと結果が変わるような結果だったがこれも競馬。ゲームのように保存してやり直すわけにはいかない。後悔しても始まらない。きちんと反省をして次ぎへ向こう。
しかし、それにしても岩田Ｊははしゃぎ過ぎ！人気じゃなかったんだからさ。ちょっと彼が嫌いになった（笑）