伝統の中山記念

それぞれの競馬場に競馬場の名前を冠に拝した、○○記念と言うレースがある。大概札幌を除く地方競馬場はＧ3の格付けで中央がＧ2の格になっている。唯一ないのが東京競馬場と阪神競馬場なのだが、かつては阪神にも阪神記念と言うのが存在した。それに代わるのが宝塚記念である。（阪神記念自体は今の阪急杯にあたる）東京はと言うと目黒記念がそれにあたるのだろうか？目黒記念は目黒に東京競馬場があった名残からだが、目黒記念が出来たのは府中に移ってからだ。その府中だが、府中競馬場正門前と言う駅がある。府中競馬場は通称でしかないのにそれが駅名になっているのは珍しいが、それは単に別に東京競馬場前と言う駅があったからだが、地方に行くと都市の名前で中央だと都府や地域の名前になるのだからネーミングなんて案外いい加減なものなのかも知れない。
しかし、冷静に考えて見れば一番それどこだよ？なのは中山競馬場かも知れない。競馬場の名前に配したうちで最もマイナーな地名ではないかなと思う。それもそのはずで現在は中山と言う地名は残っていない。しかし、その歴史は最も古く、故に今年で第86回を迎える中山記念も伝統のＧ?戦となる。その一番の特長はその距離にあり、短距離走馬も長距離馬も頑張れば走れてしまうことで、毎年両方得意の馬が出てきてごっちゃになる。そのせいか？若駒よりも人生経験？豊富なやや年輩の馬の活躍が目立つ。勢いだけでは跳ね返されてしまうのがこの伝統の重賞であり、逃げれば捕まるし、追い込めば届かない。中山競馬場の特長を最も発揮するレースだと言える。
◎フィフスペトル
○レッドディヴィス
▲トゥザグローリー
☆ナリタクリスタル
△リアルインパクト
△ダイワファルコン
注フェデラリスト
複勝シルポート
ここでフェデラリストに飛び付いて◎をうつのは素人。人気過ぎるようなら注意が必要。ここを勝って４連勝ならば本格化！G1も見えてくるのでは。シルポートが３着までに残るようなペースならばトゥザグローリーは前走のようなレースではとても間に合わない。シルポートが逃げているのを早め先行のナリタクリスタル辺りが捕まえに行き、それをフィフスペトルとレッドディヴィスが捕らえるに行く展開。あまり豊のペースになると京都記念の再来まである。本当に力が違えばまとめてトゥザグローリーに交わされことも。シルポートがどれくらい離して逃げるかによるが、騎手の性格から大逃げまであると予想。勝負は中山の坂を上がってから。激戦必至！！