813件のひとこと日記があります。
2012/03/12 22:53
ディープインパクト産駒のなぞに迫る??最終章「パパに似て・・・」
なぜ、そもそも「ディープインパクト産駒の謎」などと言い出したかと言うと、不可解な敗戦をする馬が目立ち始めたからだ。長いこと競馬をやっていると1、2 戦見ればその馬が何れくらいのレベルなのか?誰しもでも想像がつくようになると思う。しかし、競馬のあやもあるから勿論勝てるとは限らない。限らないが、能力が高ければ2着ないし、秒差なしの接戦には持ち込めるはずである。
ディープ産駒には成長力が足りないとかおっしゃる方も見かけるが、まだ成長力を問われる時期ではない。少なくともとも夏を境にしての話しである。それだけに不可解な負け方なのである。しかし、その不可解な負け方には一つの特徴がある。例えば、ワールドエースが負けたのは平場の条件戦だ。新馬の勝ち方を見れば負けてよいレースではない。馬場だ、展開だ、位置取りだと騒ぐがそれは乗っているジョッキーが一番分かっていること。ではなぜか?となればそれはそれでも勝てると思ったからだ。ではなぜそれでも勝てるかと思ったのか?と言えば前走の手応えからに他ならない。負けてよいトライアルの話しではない。勝たなければ前に進めない条件戦での話しだ。 競馬を覚えさせる云々の話が出たがそれでも勝てると感じていた証拠に他ならない。つまり答えは明確!前走ほど走らなかったのである。
そこで敗戦をした馬たちの共通点だが、「休み明け」が一つのキーワードになるのではないかと思う。思い起こせば去年のダノンバラードが惨敗したのも休み明けの共同通信杯であった。一度叩いた皐月賞は3着と好走をした。 勿論、すべてに当てはまるわけではないが、としてもワールドエースのきさらぎ賞の強さは一体何だったのか?まるで別馬のような反応の良さであった。そして、ジョワドビーヴル。あんな負け方をするような馬が2戦目のG1であんなに強い勝ちかたが出きるわけがない。ディープブリランテも一度は圧勝した舞台で力を発揮することができなかった。しかし、これはジンクスなどではないわけだからきっと理由があるはずだ。
そこで思い当たるのは飛ばなかったディープインパクトである。凱旋門賞を含め2度飛ばなかったディープインパクト。くしくもその2度ともレース間隔が空いてのG1であった。逆により厳しいと思えた海外遠征後のJCと有馬はきっちり勝った。つまりは、ディープインパクト産駒はそのスピードと共にその性格も強く引き継いでいるのではないかなと思う。父親程の能力があれば休み明けでもトライアルくらいなら走れるだろうが、そこから数段落ちるとしたら、勝ち負けは難しいだろう。もし、仮にそうだとして、克服手段はあるのだろうか?いや、もしかしたら武豊はそう言った彼の性格に気づいていたのかも知れない。何度かスイッチを入れるという表現をしてたように思う。福原アナがディープインパクトは武騎手によってディープインパクト足り得たんですね?と 投げ掛けられた時には否定も肯定もしていなかったが。そう考えていた所に池江厩舎のワールドエースが若葉ステークスを使うと言うニュースが飛び込んできた。きさらぎ賞を勝ち皐月賞の出走権はほぼ大丈夫だと言うのにである。これはもしかしたら気づいたのかも知れない?と感じた。スイッチを入れにきたなと。しかし、これはあくまで想像にしか過ぎない。これでもしワールドエースが皐月を勝ったとしてもそれを調教師がそんの事を語ることはないと思う。強みや弱点をわざわざさらすようなものだし、ディープインパクトはディープインパクト1頭しかいなかったわけだが、その産駒にはたくさんの同じ父を持つライバルがいるのだから。そうなると桜花賞は多分ジョワドビーヴルが勝つだろう。スイッチが入った彼女に勝てる馬はいないように思う。血統背景もノーザンダンサーのクロスにヘイルトゥリーズンのクロスだ。また、ワールドエースも同様の血統背景だ。しかし、ダービーはどうだろう?第一回に書いた歴代ダービー馬の種牡馬成績を思い出して欲しい。子孫を残すためのこの競走は一筋縄ではいかない。ディープインパクト産駒以外の馬が勝つ確立もかなり高い。それはもしかするとダービーを惜しくも逃したシンボリクリスエス産駒かも知れないし、全ての能力を見せずに引退したキングカメハメハ産駒かも知れないが、あまりメジャーでない産駒(例えばゼンノエルシド等)が勝つのもダービーだ。もし、今年ディープインパクト産駒の中からダービー馬を出すようであれば、サンデーサイレンスの後継馬になれるだろうし、いつか父親を越える産駒も出てくるかも知れない。
こんな駄文をもし最後まで読んでいただけたなら感謝します。そしてもし良かったらディープインパクト産駒の特徴の一つとして馬券検討に役立ていただけたらとも思います。
-
じゃんぽけさん
3は抜けたというよりきっと4が3なんでしょうね(笑)としクンさんは中々興味深い競馬のを楽しみ方をされてますね!やはり競馬は馬券もいいけど、血統に踏み込まないのは楽しみとしては勿体無いですよね。
私見ですが、ディープはやはり5代以内にクロスを持たないアウトブリードなのが傑作だとは思うのですが、父方も母方も日本では主流血脈に近いですから次世代を自前で用意となると中々難しいですね。クロスならやはり母方のノーザンダンサー系になるのかな?今活躍しているなかではワールドエースの血統バランスが良いのかな?と思い、ブリランテはさほど評価していませんでした。ちょっと手足が重いんですね。
ダイワスカレーットは母方のノーザンテーストの血の軽さが良いほうに出たのかなと思います。問題は底力で大レースではどうでしょうか?マイルまでならG1も可能かも知れませんが。ノーザンテーストもハイペリオンがクロスにあると(エアグル -
としクンさんがいいね!と言っています。
-
としクンさん
はじめまして!
大変興味深く拝読させて頂きました。
「その3」が見当たらないのは何かの演出でしょうか?w
ディープインパクトの初年度の配合相手ラインアップを見た時に「初年度から必ず走る!」と思った事を思い出しました。
十分活躍した、という意見がある一方で、私は昨年の産駒の成績は大いに不満です。
やはり相性の良い牝馬は必然では見つかりにくいものなのでしょうか?
自身の父の血を持たない牝馬を探すのも、ディープインパクトにとっては難事業ですし。
ちなみに私は今年の3歳馬のデビュー前に「父ディープインパクト」「父ダイワメジャー」「母父サンデーサイレンス」と3つのグループに分けて、それぞれ20頭ずつ加えたリストを作り成績を追いかけています。
まぁ私設POGと思って頂ければイメージしやすいです。
現在までの成績は「父ディープインパクト」がリードしていますが昨夏は「父ダイワメジャー」が圧倒的リードをして -
SURFYさんがいいね!と言っています。
-
じゃんぽけさん
ディープの子は気難しいですね?やはりあのサンデーサイレンスの孫たちだなと思ってしまいます。どこかで気合をいれないと・・・。僕も現時点ではワールドエースが一番評価が高いです。ヒストリカルはもしかしたらそれに勝つ力もあるかもですね。ただ、ジョワドは負けて良い馬ではありませんでした。今でも残念です。
-
きんぐかずさんがいいね!と言っています。
-
ジュディさんがいいね!と言っています。
-
RX-787さん
休み明けはやっぱりキツいですよね。
敗戦の可能性が一番高くなるタイミングですね。
それでもディープインパクト産駒は力があります。
今は特にワールドエース、ヒストリカルが強いですよね?。
種牡馬としてもディープインパクトは素晴らしいです。