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2013/04/08 02:51

桜花賞を終えて

負けたのだから仕方ないけど、やはり心無いジョッキー批判を目にするのは気分の良い物ではない。勿論、批判に値すべき騎乗ならば甘んじて受けなければならに事もあるだろうが、自分の思い通りにならなかったからと言って八つ当たりのように騎手批判をするのは見苦しいし、ましてや、わざと批判記事を書いて煽ってその反応を楽しむなんて、あまりに下衆で幼稚な行為だと思う。
そもそも、批判するにしてももっと勉強をして批判をして欲しい。逆に言えば自分の感情と上っ面だけで競馬を見ているから幼稚な批判しかできないのだと思う。例えば、武豊騎手は最近衰えばかり指摘されるが、では逆に何が衰えたのか?どこかが優れていてあれだけ勝ってこられたのか?きちんとした分析は出来るのかと思う。例えば、自分が考える武豊の長所はスタート、メンタル、コーナリングだ。一番衰えたのは折り合いで、その点が一番怪我の影響が出ているように思う。彼は、足の親指の第一関節しか鐙にかけておらず、それは上からの振動が下(馬)に伝わるのを一つでもクッションの役割を果たす間接の数を増やして馬への負担を極力減らし最後の爆発力を生み出すためである。しかし、その大切なクッションである間接が落馬事故を繰り返す内に少しずつ固くなっていき、以前より折り合いに苦労することが増えたのではないかなと思う。他にも優れてる点はある。視野の広さや記憶力の良さ、ペース判断など・・・。逆に感覚でなく、ヘッドワークで乗るタイプなので、思い通りいった時の鮮やかさと、行かなかった時の無様さの落差も大きい。総合すれば衰えていることにはなるのだろうけど、経験値は上がっているし、日本人の騎手で明らかに武豊よりも上手いと言い切れる人が必ずいると言うレベル差ではない。そして、今でも一番強い馬に乗せたら間違いなく世界のTOP6には入るだろう。それが彼のメンタルの強さだ。さて、桜花賞に話題を戻すと、掲示板の書き込みの中にコーナーの曲がり方と外に行ったのが下手くそだみたいな書き込みがあったが、もっと勉強していただきたい。あのコーナリング、コース取り、追い出したタイミングは武豊ならではの技術の素晴らしさだ。あの状況で馬場状態がまだ良いぎりぎり内側に持ち出し、そして、差し脚が有利な馬場なのも最大限考慮して絶妙なタイミングで追い出した。G1に1番人気馬に乗ってあそこまで待てる騎手は中々いない。豊より内を回らせられた先行馬は全滅だった。それでも、3着に残せなかったのはまだ全盛期に戻ってはいないからなのかも知れない。逆に言えば現リーディングジョキーの意地が交わさせたのか知れないが。
今思えば、もしかしたらキズナで外を回して強い勝ち方をした時から、今日のような状況を思い描き、その打開策をずっと考えてきたのかも知れない。今日のレースはクロフネディープインパクトに負けたレース、血の敗北だったように思えてならない。その両方の主戦が武豊だったという事実が皮肉でもあり、彼がどれだけ偉大なジョッキーかといことも物語っているように思う。ディープの借りはディープで返す!春の天皇賞を楽しみ待つ事にする。

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