G1 １００勝 その重みと凄み。

武豊がデビュー以来中央、公営、海外Ｇ１を含めて１００勝を達成した。勝てる馬、勝てるレース、勝てる条件が揃った時に本当に強い騎手であり、それは則ち多くの期待に応えることを意味している。前日が一番人気、当日は 二番人気に落ち着いたが、武豊が乗っていなければこんな人気になっていないだろう。これが積み上げた3500もの勝利と１００コものＧ１を積み重ねた男の重みと凄みだと思う。その殆どの勝利を人気馬で叶えてきた。時にはそれを揶揄する輩もいる。しかし、それは全然分かっていない。１番人気で勝つことがどれ程難しいことか?Ｗｉｎ５がそれを教えてくれているではないか（笑）だから武豊はスターなのだ。いつもその馬の実力以上の期待を背負いプレッシャーを楽しみ圧倒的実績を残して頂点に君臨しながらもあんな感じなのだ（笑）同じ時代に生き、同じ世代に生きたことを素直に幸せに思う。もうしばらく、後１０年は頑張って欲しい。もう武豊にとっていかなる記録も意味がない。むしろ、誰もがユタカの時代は終わったと言うところから自力で引き戻したことに途方もない価値があり意味があり、そして信じてきた自分も報われた気持ちになれたことが幸せである。時代が貧しくなり、それでも貧すれど鈍しなかった彼に拍手を送りたい。日本のこれからあるべき姿だ。
ＰＳ もちろんこれだけ持ち上げるのだから、馬券は的中した！馬単と３連復を少々。残念ながら本線でなかったがそれは仕方ない。走るのは武豊でなく馬なのだから。