ダービーの妄想その5　【ディープブリランテ】

【ディープブリランテ】

父ディープインパクト　パカパカF生産（サンデーR）　5戦2勝（2.2.1.0）
皐月賞3着←スプリングS2着←共同通信杯2着
皐月賞馬体重502キロ（デビュー時から＋12キロ）
岩田騎手

デビュー当時からクラシック候補として期待されてきた逸材。（自分を含む）ファンも多く、皐月賞以外ではずっと1番人気。果たしてダービーでみんなの期待に応えられるのか?
注目です！

【戦歴のポイント】
東スポ杯2歳Sで重賞勝ち。ここがこの仔ピーク、とは思いたくありませんが、ここから勝利から遠ざかっています。共同通信杯では皐月賞馬のゴールドシップに、スプリングSではグランデッツァに敗退。皐月賞ではゴールドシップ、ワールドエースに敗れて初めて連を外してしまいました。
●共同通信杯
府中の1800m。スタート良く飛び出して他に行く馬がいなかったため逃げることに。皆さんもご存じの「かかり癖」が出てしまい最後は測ったようにゴールドシップにかわされてしまいました。その時の上がりのタイムは33.9。ゴールドシップが33.3だったことを考えると、よく踏ん張っています。タラレバですが、この共同通信杯は勝ち馬のゴールドシップが唯一スタートを決めて一番いい位置取りができたレース。もしこのレースでゴールドシップがいつも通り出遅れていたら……結果は違っていても不思議はなかったと思っています。
●スプリングS
ここでもやっぱりかかってしまうディープブリランテ。逃げ馬が複数いたけれど、離れた4番手追走では、やっぱり。。。「折り合えない」という評価が固まった一戦でもある。最後はいったん先頭に立った後、外からグランデッツァに差されて2着。上がり35.8は勝ち馬のグランデッツァ（35.5）と0.3差、とそれほど開いていない。

「負けて強し」というのがこの仔の代名詞になりつつあるのが悲しい。

【皐月賞】
折り合いに進境がみられるか注目された一戦。たしかに前2走よりは折り合っているようにも見えたが……あくまで見えただけでしっかりかかっていました(笑)
通ったコースはおそらくベスト。岩田Jが「4コーナー回ったところでは勝ったと思った」と言っていたがおそらく本音。残念ですが、1・2着馬とは差がある、と見るのが妥当でしょう。
ですが……皐月賞で一番強いレースをしたのはディープブリランテだと見ています。前々で引っ張った馬はことごとく惨敗（コスモオオゾラも頑張っていますが、あれは馬場適正のなせる技ですね）……もし馬場がもっと良馬場だったら……押し切っていたのはこの仔だったかもしれません（もっとかかって、惨敗だったかもしれませがね(笑)）

【騎手】
岩田Jはダービーから復帰。NHKマイルCはいただけませんでしたが、ダービーに乗れることは感謝していることでしょう。
東京コースは岩田J実は「ヘタ」。後ろから行く馬だと仕掛け遅れが目立ちます。NHKマイルCのあの騎乗も、位置取りが後ろすぎてあわててしまったのが原因。ということで、後ろから行く馬に乗っていたら無印でもいいのですが、前に行かせるとうまいのが岩田J。
ある意味悩まなくていい馬に乗っているわけですから、魅力はあると思います。
ただ、今年の岩田J、ちょっと調子に乗っていた（失礼）というか天狗だったんじゃないか？と思うんですよね。ダービーでは謙虚に乗ってほしいです。

【で、おまえは結局ディープブリランテが好きなんだろ?　】
……はい、そうです(笑)
ダービーで好走するための最大の問題は「かかり癖」これはそんなに簡単に治りません。しかもスタンド前発走。まあ、99％かかりますよね。。。
その他には新馬戦以外ずっと関東遠征なので、疲労度はどうか？とか、ディープ産駒で距離もつの？（これは先週のジェンティルドンナが光をあててくれました）とか、不安要素の方が多い仔です。でも、そこがいい(笑)　正直「安田記念とかどうよ？」とか思わないでもない(笑)
唯一のいい要素は、デビュー時より体重が増えているところ。これが減らずに本番を迎えてくれれば、と思います。また、枠順はまだ分かりませんが、とにかく内。「1枠1番」が理想。皐月賞3着馬はエイシンフラッシュがダービーを制しています。
とにかく「素質」や「先行できる脚質（「逃げ」とも言うが、「暴走」とは言わないでください）」を考えても、大舞台で「一発の夢」を見せてくれる仔だと、信じています。

……ていうことで、ディープブリランテの評価は【◎候補！！】
もちろん最終的な印はまだですが、勝てる候補馬の一頭。◎でなければおそらく▲を打つつもりでいます。