競輪
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2018/08/16 13:19
2018各馬分析 3歳牝馬編�Α．函璽札鵐屮譽�
トーセンブレス
主な戦績：フラワーC(G3)2着
新馬勝ち直後で挑んだアルテミスSは1人気の支持を得ながら6着敗退。しかし阪神JFで見せ場ありの4着の後、フラワーCで2着して桜花賞へ出走可能とすると、その桜花賞でも4着。オークスでは直前になって出走取り消しとなっている。
現状の戦績の中で凡走と言えるのアルテミスSのみ。アルテミスSで案外な結果になったのは、大きく出負けしたのだが位置取りを戻そうとして行ったら掛かってしまったというパターン。序盤からそこそこ流れる展開であり、その中で掛かり気味に位置取りを回復したものだから、道中で相当脚を使う展開になったものと思われる。直線はそれなりに伸びた印象だが、最後の1Fは完全に失速状態にあった。これが教訓となったのか阪神JFでは同じく出負けしたが、そこから後方で折り合いに専念。3角では後方3番手の位置取りだが、直線で鋭く伸びを見せて4着に来ている。
フラワーCでも出負け。直後に再び掛かる素振りを見せたが、何とか抑え込んで後方待機策。3角から仕掛けられるとスッと反応して一気に進出して4角大外へ。ゴール前で勝ち馬に際どく詰め寄るも2着まで。阪神JFでもそうだが、直線追われてからエンジンの掛かりがワンテンポ遅れる感じを見せるも、ゴール前は一気に詰め寄ってくる感じ。やはりジックリ構えて、直線勝負の形がピッタリ嵌っている印象を与えた。
桜花賞では大きく出負けするという事は無かったが、あえて行く素振りも見せずに自然と後方の位置取りに。3角から4角にかけて外に出せない状況になり動くに動けなくなってしまう。直線何とかマウレアの後を追うように伸びて馬群を抜け出し、ジリジリとではあるがしぶとく伸びる感じで4着を確保。ただ後ろから来たアーモンドアイの破壊力には完敗だったし、阪神JF同様にラッキーライラック、リリーノーブルらにも完敗の様相だった。
桜花賞までのレースのペースを見ても、後半鋭く脚を使えたというレースはすべてスローの流れ。アルテミスSや桜花賞など少し流れる展開になると、見るからに末脚の威力は鈍っているように思える。またフラワーCでは相手関係で楽だったとはいえ、3角で反応よく動けている点を見ると、僅か200ｍでも距離延長は合っていた可能性はある。よって距離が伸びて追走が楽になるのではないかと思われたオークスだが、残念ながら挫跖で出走取消。距離延長に伴う影響は未だ判明しないままとなった。
位置取りを悪くしている要因の一つがゲートの甘さであり、また直線でのエンジンの掛かりの遅さも今後の課題だろう。末脚の質はキレるタイプではなく、持続性の脚質。阪神JF、桜花賞は上位の馬との力関係の差がハッキリ出てしまっているので、条件的に会わなかったという印象は無く、末脚の脚質からするとむしろ長い直線向きの印象。あとは2000ｍ前後の距離で、どういう走りができるのかという所が注目になるだろう。個人的には2000ｍ以上の長い直線コース向きの印象がある。
【トーセンブレス専用メモ】
出負け 持続性の末脚 エンジンの掛かり遅い 距離延長で変わり身？
- トーセンブレス
- マウレア
- アーモンドアイ
- ラッキーライラック
- リリーノーブル
