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2018/10/21 20:59
菊花賞 2018 回顧
着 順 |
枠 番 |
馬 番 |
馬名 | 性齢 | 負担 重量 |
騎手 | タイム | 着差 | 人 気 |
単勝 オッズ |
厩舎 | 馬体重 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 6 | 12 | フィエールマン | 牡3 | 57.0 | ルメール | 3:06.1 | 7 | 14.5 | (美浦)手塚 | 480(+4) | |
2 | 5 | 9 | エタリオウ | 牡3 | 57.0 | Mデムーロ | 3:06.1 | ハナ | 2 | 3.6 | (栗東)友道 | 472(+4) |
3 | 4 | 7 | ユーキャンスマイル | 牡3 | 57.0 | 武豊 | 3:06.3 | 1.1/2 | 10 | 31.7 | (栗東)友道 | 488(-2) |
4 | 2 | 3 | ブラストワンピース | 牡3 | 57.0 | 池添 | 3:06.5 | 3/4 | 1 | 3.4 | (美浦)大竹 | 530(0) |
5 | 8 | 18 | グローリーヴェイズ | 牡3 | 57.0 | 福永 | 3:06.6 | 1/2 | 12 | 75.4 | (美浦)尾関 | 448(+2) |
6 | 7 | 13 | タイムフライヤー | 牡3 | 57.0 | 和田 | 3:06.7 | 3/4 | 13 | 80.2 | (栗東)松田 | 454(+2) |
7 | 8 | 17 | シャルドネゴールド | 牡3 | 57.0 | 藤岡康 | 3:06.9 | 1.1/2 | 15 | 138.3 | (栗東)池江 | 450(0) |
8 | 3 | 5 | エポカドーロ | 牡3 | 57.0 | 戸崎圭 | 3:06.9 | ハナ | 3 | 5.5 | (栗東)藤原英 | 490(+4) |
9 | 2 | 4 | ジェネラーレウーノ | 牡3 | 57.0 | 田辺 | 3:07.1 | 1.1/4 | 4 | 11.2 | (美浦)矢野 | 506(0) |
10 | 1 | 2 | グレイル | 牡3 | 57.0 | 岩田 | 3:07.4 | 2 | 8 | 18.2 | (栗東)野中 | 490(-4) |
11 | 8 | 16 | ステイフーリッシュ | 牡3 | 57.0 | 藤岡佑 | 3:07.5 | クビ | 11 | 70.2 | (栗東)矢作 | 452(-2) |
12 | 5 | 10 | アフリカンゴールド | 牡3 | 57.0 | 松若 | 3:07.8 | 2 | 9 | 24.5 | (栗東)西園 | 460(-2) |
13 | 7 | 14 | グロンディオーズ | 牡3 | 57.0 | モレイラ | 3:07.9 | 3/4 | 6 | 14.1 | (美浦)田村 | 530(-2) |
14 | 3 | 6 | メイショウテッコン | 牡3 | 57.0 | 松山 | 3:08.0 | 1/2 | 5 | 12.5 | (栗東)高橋忠 | 498(+2) |
15 | 6 | 11 | コズミックフォース | 牡3 | 57.0 | 浜中 | 3:08.1 | クビ | 14 | 115.3 | (美浦)国枝 | 472(+2) |
16 | 1 | 1 | アイトーン | 牡3 | 57.0 | 国分恭 | 3:09.6 | 9 | 17 | 223.0 | (栗東)五十嵐 | 480(+12) |
17 | 4 | 8 | カフジバンガード | 牡3 | 57.0 | 幸 | 3:09.9 | 1.3/4 | 18 | 242.6 | (栗東)松元 | 482(+6) |
18 | 7 | 15 | オウケンムーン | 牡3 | 57.0 | 北村宏 | 3:11.2 | 8 | 16 | 143.3 | (美浦)国枝 | 440(-6) |
払い戻し
-
単勝 12 1,450円 7人気 複勝 12
09
07450円
160円
600円8人気
1人気
10人気枠連 05 - 06 1,860円 6人気 馬連 09 - 12 2,380円 6人気 ワイド 09 - 12
07 - 12
07 - 09930円
4,610円
1,550円8人気
47人気
18人気馬単 12 → 09 6,010円 22人気 三連複 07 - 09 - 12 16,710円 56人気 三連単 12 → 09 → 07 100,590円 317人気
フィエールマン1着 発馬五分から中団前目で待機。道中は馬群に入れてシッカリと折り合う形。2週目3角からジワッと上がって4角ではいつでも先頭集団を捉えられる位置取りで、手応えも余裕しゃくしゃくの持ったままで進出。直線序盤で進路を見出せなかったが、半ばで前が開けると即座に反応。一瞬の加速で馬群を割って抜け出すと、今度は先に抜け出していたエタリオウを内から猛追。最後の100mはそのエタリオウと激しい叩き合いになるが最後最後でハナ差制してG1初勝利。
馬の話はさておき、展開面での話からすると、今回のレースは予想に反して超スローペース。道中は1延々と2秒台後半から13秒台のラップを刻み、ラスト3Fでようやく12.2-10.7-11.3だから、下級条件でよくみられる京都外回り特有の直線の瞬発力勝負の展開になった。要は距離適性や底力などは関係のない、単純な加速力勝負であり1800mまでしか距離経験が無く、末脚だけが武器だったフィエールマンがここで勝てた要因だと思う。
まぁこういう遅い流れで直線だけの競馬でのG1馬なので、従来の菊花賞馬とは今後異なった扱いをしていかなくてはならないかも。ただスタミナ、底力を問われたレースを一度もしていないだけなので、実際に長距離適性があるかないがの判断が出来ないだけ。ピタッと折り合えていたし、適性が全くないとは言い切れない感じだから性急な判断は避けたい。逆に現時点でベストだと思われる中距離でも、速い流れになると末脚が削がれる可能性だってあるので…。今後注意深く見ていきたいところ。
エタリオウ2着 重○ 出負けして後方からの競馬。ただペースが遅いと見て、1周目スタンド前で一気に中団外目までポジションを上げる。鞍上のデムーロがよくやるパターンである。向こう正面に入っても位置取りを上げて中団前目の位置取り。3角過ぎにジワッと外から進出して先団に取り付き、いつでも動ける体制に。4角から直線入口は外に持ち出してゴーサイン。直線半ばで早々と先頭に立ち横綱相撲で勝利か…と思われたが、残り1Fから内から勝ち馬が猛追。壮絶な叩き合いとなったが最後最後ハナ差及ばずの2着惜敗。
こちらも好走の要因はスローの瞬発力勝負。あまりにもペースが遅く鞍上の早めの判断で中団まで押し上げたが、後方でジックリと構える形でなかった分と、勝ち馬より外々を回した分だけ最後はハナ差しのぎ切れなかった感じ。まぁこのテの展開では中距離型の勝ち馬の方が、切れ味の質で勝ったという見方が正しいかもしれない。こちらは2400mなど長距離で実績があるものの、すべて今回のような瞬発力勝負でのもの。速い流れになって底力や持続性の脚を問われた場合はまだ未知数で、菊花賞2着の肩書を持って長距離OKという感じで見るのは危ない。ただしこの馬もそういう展開も経験していないだけの話。3歳馬だし今後のレース振りを見て改めて判断したいところ。
ユーキャンスマイル3着 好発から中団前目のインでジッと待機。2週目の3角から進路を探しながら進出。エタリオウの直後、フィエールマンの横にスペースを見出し、一緒になって上がって行き直線へ。直線はその2頭との加速性能の差が出て置かれてしまうが、その後もジリジリながら確実に伸び続けて3着を確保。末脚勝負では分が悪いと思われたが、思いのほか直線はしっかりと伸びた印象。この展開なので3着の評価も難しいが、この面子で瞬発力勝負で見劣らなかったのは、長い脚を使うタイプではなく本質的には切れ味で勝負できる馬かもしれない。
ブラストワンピース4着 重○調教◎ 出負けも何とかリカバリーして中団を確保。ただ正面スタンド前で2着エタリオウが上がって行ったときに、それをマークするように一緒に上がって行き中団外目に構える。4角から直線も大外から一気に押し上げて直線に向いたが、肝心の直線の伸びを欠く格好。伸びてはいるのだが、一瞬の加速力で2着馬に差をつけられ、それを懸命に追いかけたが差は詰まらず。逆に内を立ち回った3着馬にも及ばずで結果4着まで。この馬の場合、直線の伸びを欠いた事実をどう判断するかがポイント。いくらスローとは言え単純に距離的に合わないのか、それとも瞬発力勝負ではこの辺りが限界なのか。多分後者の方だと思うが。
グローリーヴェイズ5着 調教○ こちらもスローの瞬発力勝負が嵌っての5着。勝負所から外々を回る展開で、直線も大外に振られる形になっても5着。タラレバを言えば内枠で上手く嵌っていればもう少し上は狙えたはず。掛かり癖は見せていなかったのは収穫だが、こちらもこの結果をもって長距離OKとは言い難い。
エポカドーロ8着 重○ 割愛
メイショウテッコン14着 割愛