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2019/07/03 19:35

2019年競走馬分析 3歳牡馬編 サートゥルナーリア

サートゥルナーリア

主な戦績:皐月賞(G1)・ホープフルS(G1)


新馬戦、萩ステークスと連勝して挑んだホープフルSで快勝してG1制覇。とにかく2歳時の印象は反応の良さと瞬間的な加速力を持っているということ。さらに道中は内でで我慢して直線も内から馬群を割ってこれるというレース内容を続けており、発馬から好位を楽に確保している内容からもセンスの高さというか器用さを兼ね備えている印象が強い。
  

ただ3連勝のすべてがスローの瞬発力勝負。後半3Fだけを取ってみても

 
新馬戦 12.0-11.1-11.4  1着(1馬身1/4差)
萩ステークス 12.4-11.4-11.7 1着(1馬身3/4差)
ホープフルS 12.2-11.5-11.8  1着(1馬身1/2差)


ホープフルSは後半の5F、4Fで11秒台を計測しているかは少し変則的な流れとも言えるが、結構極端な後半の加速競争の流れを直線の加速力だけで他馬を圧倒しているのが特徴。加速力を見てとんでもない怪物だという見方になるのは当然だろうが、ここまで極端な加速競争で圧倒すると仕掛けが早くなる持続力勝負でどうなのか?という疑問が少なからず出てくる。


その疑問が完全な形では無いものの「ん?」と思える内容になったのがぶっつけ本番で挑んだ皐月賞。
 

皐月賞は後半3Fが11.7-11.6-11.4という後半3Fの加速勝負の流れになったものの、この馬自身は中団の外目を追走から勝負所から外を回って自分から勝ちに行く展開に。結果的にアタマ差で皐月賞も制するわけなのだが、勝負所から進出する際の加速に比べて、ゴール前で僅かに脚色が鈍っているのが見える。動き出した位置を考えてもそれなりに脚は使っているし、外々を回る展開でも最後はアタマ差でねじ伏せたとも受け取れ、決して得意とは言えない展開で勝てた意味は大きかったはずだが、やはり加速力の鋭さは認めても後半の持続力はそこまで特別なものではないのではないか?と目に見える形になったと思う。

  
続くダービーでは出負けして後方からハイペースの流れを追走。4角手前から外を回して押し上げて行ったが、結局はラスト1Fで脚色が極端に鈍って最後は3着馬に差し返されるという内容で4着。出負け、勝負所から外回る、ハイペースの流れなど考えられる敗因は多いものの、ここに至るまでに持続力勝負で結果を残せていなかったのが一番の要因ではないかと思われる。

  
現状では結果を残しているのは中山競馬場で後半の加速勝負になった展開のみ。それでも皐月賞のように外を回して押し上げて行く形で少し甘くなったように、仕掛けはギリギリまで我慢しての直線勝負の形がベストなのかもしれない。苦しくなった皐月賞やダービーでも勝負所からの加速は見るべき点があったし、ダービーでさえも直線序盤はグンと加速しているのが目に見える。要所での反応と加速の鋭さからも、やはり脚の使いどころ一つという印象は強い。
  

秋に向けてという話になると菊花賞でも距離的な問題は折り合い面さえつけばそこまで心配する感じはない。ただ昔の菊花賞なら兎も角、近年の比較的前半から流れる展開が多く、得意の後半勝負になるかどうかが微妙。それでも内々で我慢しての直線勝負が叶えばチャンスはあるだろうし、昨年は久々に超スローのレースになったから今年もその可能性が無いわけではない。ただ現実的に見ても最大のチャンスだと思われるのはどう考えても有馬記念だろう。


サートゥルナーリア専用メモ】
反応良 瞬時の加速力 発馬良 持続力勝負は?  

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  • サートゥルナーリア

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  • 羽柴秀長さん

    セイラーさん、ごいちさん、いいね!ありがとうございます。

    2019/07/04 20:16 ブロック

  • ごいちさんがいいね!と言っています。

    2019/07/03 22:17 ブロック

  • セイラーさんがいいね!と言っています。

    2019/07/03 20:06 ブロック