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2019/07/24 19:39

2019年競走馬分析 3歳牡馬編 ダノンキングリー

ダノンキングリー
主な戦績:共同通信杯(G3)・日本ダービー(G1)2着
  
  
2歳時には新馬→ひいらぎ賞(500万特別)を連勝。3歳の初戦は共同通信杯で前年の2歳王者アドマイヤマーズを差し切って3連勝。勢いに乗って挑んだ皐月賞はサートゥルナーリアに僅差の3着に敗れ、ダービーでは伏兵のロジャーバローズにクビ差の2着に終わってしまう。
   
  
まず新馬戦がスローの瞬発力勝負を制し、ひいらぎ賞ではハイペースの中を終始外を回る展開ながら楽々と差し切って見せる内容。2歳時の2戦のみで加速勝負と持続力勝負の両面である程度やれることを証明していた事になる。
    
  
ただ圧巻だったのが3歳初戦となった共同通信杯。超スローの瞬発力勝負の流れではあったが、後半3Fが11.2-11.0-11.1という極端な直線勝負の展開の中を自身は32.9秒の脚を使って差し切って見せた。この後半3Fのラップは逃げたアドマイヤマーズのものであり、この馬自身はこれ以上のラップを刻んでいるはずで恐らくどこかで10秒台の脚を使っているのは確実と思われる。超スローの展開なので…というのはあるが、少なくとも強烈な加速能力は持っている事は証明している。
  
    
続く皐月賞は2000mの距離が…という不安もあったが、結果はアタマ+ハナの3着。終始好位のインで追走していたこともあって、勝負所から直線入口にかけては身動き取れない状況下。上位2頭は外を回ったと言えど、4角から加速出来たのに対してこちらはほとんど直線だけの加速を求められる展開。その中で瞬時に反応して内から一気に伸びてきたこと自体は流石。ただここで判断が難しかったのが、勝負所で動けずに内で貯める形が功を奏しての結果なのか、スムーズに加速することが出来ずに脚を余しての結果なのかという事。距離も初の2000mだった事、平均ペースの流れの中であった事もあってちょっと判断が難しい感じになっていた。
   
  
次ぐダービーも距離的な不安を若干抱えながらも3人気に支持されたが、クビ差の2着惜敗に終わる。結果としては前にいた伏兵と言えるロジャーバローズを捉えきることが出来なかったという内容。結果だけを見て厳しい見方をすれば若干差し遅れの感もあるが、鞍上としても相手は皐月賞上位馬に目が向いていたはずだし、その皐月賞上位馬には完勝しているのだから致し方ない結果とも言える。ただクビ差だけに…という悔しさは残るだろう。
   

皐月賞上位馬に対しては完全に道中の位置取りの差が出たとも言えるが、直線の反応、加速力、そして何といっても持続力で完全に上回ったと見ることは出来る。戦前に距離に対しての若干の不安要素があった事も考えると、一戦毎に異なる競馬で異なる強さを示しているのは凄い。
   
  
一連の結果と内容を見てもどういう展開になっても強さを見せているのがこの馬の最大の強み。新馬戦、皐月賞と加速を求められる展開でも大丈夫だし、共同通信杯のように極端な加速競争でも勝ち負けできるだけの脚を持っている。さらにひいらぎ賞、ダービーのように末脚の持続力も見せている。さらに反応の高さもあるので極めて総合力の高い馬と言える。ただ距離的にはダービーで2着になったものの本質的には若干長めの印象あり。現状では2000m前後が一番合っているのかなという印象はある。加速性能の高さから行ってもやはり直線の長い東京コース、京都外回りコースが良さそうな雰囲気があるが、2000m前後の距離という事を考えるとやはり毎日王冠、天皇賞秋あたりが最もベスト条件と言えるかもしれない。
     
  
ダノンキングリー専用メモ】
反応良 瞬間的加速力 持続性の脚 総合力 距離2000m前後 

 

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  • ダノンキングリー
  • アドマイヤマーズ
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  • 羽柴秀長さん

    ごいちさん、いいね!ありがとうございます。

    2019/07/25 20:15 ブロック

  • ごいちさんがいいね!と言っています。

    2019/07/24 20:09 ブロック