雑記11/18

先週の重賞競走は2レースのみ。東スポ杯は2歳戦の為に最初から回顧のみと決めていたし、マイルＳＣの方はほとんどの出走馬が重賞競走に出走していた為に、細かな分析をする必要が無く、力関係の把握だけすれば良いという恵まれた週に。その分だけ自信をもって挑んだが、結果は最後の最後で◎ペルシアンナイトが3着に突っ込んでくれたおかげでギリギリ3連複を拾えた恰好。下手に自信があった分だけ◎アタマの3連単などで手を広げた為に収支はマイナス。と言っても拾えただけでも有難い。
　　
東スポ杯2歳Ｓはコントレイルの圧勝ぶりだったが、鞍上ムーアがあれだけ後続に差をつけているのに最後まで全く手を緩めない追い方が印象的だった。まぁほぼ能力を出し切る形にしてくれたおかげでこちらとしては助かるのだが、これで後に脚元に不安が…みたいな話になるとまた叩かれる材料になるのだろうか。途中で手を抜いて差されるような騎手より、こういう最後までキッチリと追ってくれる騎手はやはり見ていて気持ちがいい。
　　
このコントレイルの陰に隠れた感じの馬が2着のアルジャンナ。4角から直線入口で置かれ気味になって、さらに直線序盤での加速力の差が浮き彫りになったのは事実。だが実際にエンジンが掛かってからの伸びは勝ち馬と全く遜色なかった。追走具合から見ても1800ｍでも距離不足の感はあって、距離が伸びて良い所が出そうな感じの馬に見えた。距離的な問題があったにせよ4角から置かれ気味だったことを考えると長い直線のほうが良さそうであり、皐月賞よりもダービー向きの雰囲気がある。
　　
ジャパンカップはついに外国馬の参戦ゼロに…という記事は先週か先々週あたりには流れていたはず。柏木さんか誰か忘れたけど言っていたのが、外国馬がいなくても日本馬の2400ｍ頂上決戦だと思えばいいみたいな記事を読んだことがある。まさしく仰る通りと思うし、ここ10年で3着以内に入る事すらできない（キチンと調べたデータじゃない。私の個人的感覚です）外国馬なんて、もはや意味が無くなっていると思える。
　　
とは言っても今年のジャパンカップの登録馬を見てみると、これまた現状では（過去は兎も角）Ｇ１では届かないけどＧ２は勝てるという馬が勢揃い。僅か1戦のＧ１レースで3億円を得るワンチャンスがある訳だからそら登録するよな…という感じ。その登録馬をざっと見ても見事に決め手に欠ける馬が勢揃い。簡単な適性を見ても今年のオークス1.2着馬の方がまだ可能性がありそうな雰囲気。しかもそのオークス連対馬は他馬が57キロを背負うのに対して53キロの軽量となるレース。カレンは秋3走目でお釣りが心配なので、こうなるとラヴズだが…現時点では鞍上が未定というところが何とも…。
　　
騎手云々の話になるとジャパンカップ当日に行われる京都の最終レースである京阪杯が何気に熱い。何が熱いかって外国人騎手（ＪＲＡ所属を含む）と日本のトップ騎手が揃って東京遠征中。残された騎手の激しい攻防戦に是非期待したいレースでもある。肝心の展望としてはモズスーパーフレアが人気の一角だろう。ただハイペースで後続に脚を使わせてというタイプであり、本質的に京都の1200ｍはそこまでペースが速くならない傾向あり。楽に先行から後続の出方を見て緩いペースに落とすのか、完全なる自分の形に持ち込むべくペースを引き上げるのか。この辺りにも注目。