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2020/09/22 02:40
ローズS セントライト記念 回顧
ローズS
スローの流れからのラスト3Fの加速競争。この手の流れが得意と見られた馬が思ったほど伸びきれなかった感じのレース。
勝ち馬のリアアメリアは出遅れずに好位追走。この形から直線後続を突き放す内容で勝ちっぷりそのものは非常に良い。スローの後半勝負型というのを再認識出来た感じ。ただ本番の秋華賞でスローの流れになるかどうかはポイントの一つ。平均ペースならギリギリ対応できるかもしれないが、速い流れになると自身の脚を削がれてしまう傾向があり注意だろう。
スローの加速勝負の形が得意に見えたデゼル、クラヴァシュドールは共に思ったほどの位置取りを取れなかった事と、終始外を回る展開が影響したのか共に掲示板がやっとという結果。2着ムジカ、3着オーマイダーリンが共に内々を上手く立ち回った感のあるレースだけに評価は難しい。ただ共にリアアメリアからは0.5秒差。秋華賞に向けて…となるとスローの流れ、内枠、ある程度の位置取りなどの複数の条件が必要となりそうな雰囲気。
1人気フアナは発馬直後から行き脚つかず、4角でペースが上がった時に置かれ気味になるなど反応面で課題が。好走時はある程度流れる展開の時なので、今回は向いてなかったのかもしれない。
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セントライト記念
スローペースだが5Fからジワッとペースが上がって、さらに3角から一気にペースが上がるロングスパート戦の様相。結果として後半の持続力勝負を得意とする馬が揃って上位を占めた形。
勝ち馬のバビットは自分の形に持ち込んで後半の持続力勝負で他馬を圧倒してきた。単騎で主導権を握れたという面もあるが、2戦連続で持続力勝負の形で結果を出してきたのは強み。本番菊花賞では京都の高速馬場で時計を求められると不安はあるが、後続の脚を削ぐような形ならば浮上の余地は十分か。
2着サトノフラッグはこの展開で動いた位置とペースの上がった3角からの一気の進出を考えると相当脚を使っての2着。こちらも勝ち馬同等に評価は出来る感じ。菊花賞はやはり馬場、時計、展開がカギになりそう。
3着ガロアクリークは判断が難しい。個人的には上位2頭と同じ後半の持続力勝負型と分析しているのだが、勝ち馬はともかく2着のサトノフラッグとは道中の位置取りと通した場所の差からみるとかなり見劣りする内容になった。距離的な問題なのか、はたまた本質は瞬発力勝負型なのか…。
3人気フィリオアレグロは瞬発力型というか使える脚の質が一瞬のタイプと見ているのでこの展開で敗退は仕方なしと見る。後半持続型と見たヴァルコスは反応と加速の遅さに課題がある感じに見えた。