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2020/10/12 21:36
サウジアラビアRC 毎日王冠 京都大賞典 回顧
サウジアラビアRC 回顧
不良馬場のハイペースで消耗戦の感じ。2歳のこの時期には厳しい条件となったが、重馬場の巧拙と前半の速い流れへの対応力というのが垣間見えたレース。良馬場になったらまた違った内容になっただろうし、結果を残した馬は今後速い時計への対応力がカギになりそう。
勝ち馬ステラヴェローチェは道中追走に苦労している感あり。結果的に前半ついていけない事が後半の脚を温存出来た形になったように見える。反応の良さと加速力の良さは見せて来たし、今後は速い時計へ対応出来ればという感じ。2着インフィナイトは前半からこの速い流れを追走しての2着は結構価値のあるものだろう。この流れで若干掛かり気味になった事からも距離的にはもう少し短い方が良さげにも見える。3着セイウンダイモスは3角から動いて行く競馬。押し上げて行ったところがちょっとペースの落ちた地点であり、見た目ほど脚は使っていないとは思うんだけど、それでも最後までバテずに脚を使っている感じからも後半の持続力型の印象は強い。
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毎日王冠 回顧
平均ペースからの後半スピード持続良勝負の形。土曜のレースからみると結構速い馬場回復であり、稍重発表とは言え意外と時計が出たなという感じ。
サリオスはSP持続力の高さを改めて見せつけた感じ。残り1Fで後続に3馬身差をつけるのだから完勝でしょうね。正直相手関係が…という面は否めないが、それでも時計と内容は立派なもの。今後は距離適性をどう見るかというところがポイントになりそう。2着のダイワキャグニーは得意の展開で勝ち馬に3馬身差の内容で完敗。最後の1Fで急に甘くなったところは気になるが、去勢放牧明けと条件も込みで考えると決して悪い内容ではない。3着のサンレイポケットは最後の1Fで突如巻き返しを見せ、4.5着馬に対して差し返す形で3着。エンジンの掛かりが遅いのだろうが1800Mという距離そのものは短いようにも見せた。2人気サトノインプレッサは10着敗退。稍重とは言え速いラップや時計が出る馬場では全く対応できなかった印象。距離も短いようにも思えるが…。
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京都大賞典 回顧
レースラップから見ると平均ペースからの後半の瞬発力勝負。ただメンバー構成的にこの瞬発力勝負の形になって良さが出るタイプが少なかった感じはある。結果として単純に後半の総合力が高い馬がキッチリ上位に来た感じ。
勝ち馬のグローリーヴェイズは前目の位置を取って直線しっかり外から差し切る競馬。詰め寄差れたように見えるけど、後続の追撃もしっかり封じ込める形。反応と加速は良かったし、久々に強い感じの内容を見れた。2着のキセキはもう出遅れ癖の悪化している感じからは再度差し馬に転向する気なのかとも思う。苦手の瞬発力勝負の流れではあるのだけど、実際にこの馬自身は3角手前からの外を回ってのロングスパートに出ることで対応してきた。直線序盤で勢い余って大外に振られたが、それでも後半一瞬はあわやのシーンを見せて来たのは流石。3着キングオブコージは中団後ろから直線勝負に徹するような構え。上位勢では唯一瞬発力勝負向きの競馬をしたのだが、ただ元々加速性能がそこまで高い馬では無く、結果はやはり差し届かずの3着。単純に上がり3Fのタイムで見ても先に動いたキセキよりも劣る34.4秒しか出せていない。それでもこのメンバー内の後半要素の高さでは上位という事で3着まで来れたのだろう。
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