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2020/10/31 13:42
天皇賞秋 2020 予想
今年の天皇賞秋は12頭が参戦予定。ちょっと頭数的には少ない感じはあるのだが、中距離路線の中では結構な面子が揃った印象あり。まぁアーモンドアイが出走するというだけで締まった雰囲気になるのだが…。
今回は展開方が大きなカギを握る可能性はある。このメンバー構成だとキセキが引っ張る展開が予想されるのだが、そのキセキ自身はここ近走で大きな出遅れを見せている。ここ2戦に至っては出遅れて後方からの競馬をしており、今回も主導権を握る展開に持ち込めるかどうかは微妙な所。
キセキが逃げれない…となった場合に替わって前に生きそうなのは大外枠のジナンボーか、はたまた内枠を利してダイワキャグニーが先手を取る可能性が。
ダイワキャグニーは緩い流れに落とし込んで良さが出るタイプではないので、ある程度の流れを作り出していくと思われる。ただ2000mは若干長い印象があるうえに、毎度の事ながら最後の1Fで甘くなるタイプの馬。キセキほどの自信を持って速い流れを演出するには至らないだろうと思える。大外枠ジナンボーも玉砕覚悟ならいざ知らず、本質的には速い流れを作って良さが出るようには思えない。どちらにせよキセキが先手を取れなかった場合、緩めの流れになる事が想定される。
序盤で内目の馬がそれぞれ様子を伺っているような展開になると…大外からスッと前に行ききそうな◎ダノンプレミアムは今回は勝機があると見る。ゲートは安定しているし当然先行力も高い馬であり、大外枠から内の馬を見つつペースを演出できる立場になる可能性は高い。緩めの流れになって(持ち込んで)4角からの3F勝負的な展開ならば、前半の位置取り(特にアーモンドアイとの位置取りの差)次第で後続を完封できる可能性を秘めるはず。
超高速馬場でSP持続力勝負で3馬身差の完敗だった昨年の天皇賞秋に比べても、終始11秒台半ばを連発するアエロリットのような強力な逃げ先行馬がいないこと自体は歓迎のクチ。アーモンドアイ自身が流れる展開で高パフォーマンスを示しており、緩い流れであればダノンプレミアムの方に分があるのではないか…という希望的観測を持って本命にしてみたい。
〇アーモンドアイは馬場を苦にするタイプではないが、高速馬場でズバ抜けたパフォーマンスを見せ続けてきた馬。しかもペースが上がっても脚が削がれる事も無く、異常に高いレベルでスピード持続能力を見せている。東京の長い直線は能力をフルに発揮しやすい舞台という事を考えると、まぁ好勝負は必至と言うか素直にこの馬から入っていくのが妥当な所なのだろう。ただ前述のように緩い流れになった場合、この馬以上に有利に働く馬がいるのではないか…という視点で今回は対抗評価まで。
3番手は▲スカーレットカラーを指名。この馬もどちらかと言えば緩い流れ向きで、緩んだペースの中で前半でシッカリ貯めれば…というタイプの馬。少し高速馬場向きの感じが無いように見えるだけに、昨年ほどの超高速馬場では無さそうな所はプラス要素と見る。直線大外からアーモンドアイと同等の脚色で迫ってくる事に期待して3番手。
連下は△ダノンキングリーのみを指名。東京の2000mはほぼベストの条件だと思われるし、反応と加速性能の高さはこのメンバーに入っても引けは取らないはず。展開的には緩い流れの方が良さげに見えるし、ここで推せる材料は意外と多い馬。
その他の馬についてひと言。ブラストワンピースは展開的に向きそうだが、やはり時計を要する馬場での持続力勝負向きの感は強い。なによりも最内枠はちょっと動きに掣肘を受けそうで嫌ってみたい。ダイワキャグニーは前述の通りで最後の1Fに不安がある。フィエールマンはこのメンバーに入ると加速勝負の形になっても太刀打ちできるかどうか不安。クロノジェネシスは今年に入ってから時計の掛かる馬場での持続力勝負で強さを見せ、高速馬場、しかも緩い流れになってで同じ強さを見せれるかは未知数。キセキは単純にゲート次第。鞍上が武豊なので上手くゲートを出られてしまう可能性もあり、そうなればその時点で個人的には厳しい予想と結果になってしまうだろう。